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フィデリティ・インターナショナル、リチャーズＣＥＯが予想外の退任
概要：資産運用会社フィデリティ・インターナショナルのアン・リチャーズ最高経営責任者（ＣＥＯ）が就任から５年で予想外に退任することが分かった。
アン・リチャーズ氏、副会長として残り重要な対外関係など支援へ
フィデリティ・インター、後任の計画は後日発表と説明
フィデリティの広報担当者は、リチャーズ氏の退任理由についてコメントを避けた。
同社の資産はリチャーズ氏の在任中にほぼ倍増した。９月末時点では7143億ドル（約106兆円）と、2018年の就任時の4140億ドルから拡大した。リチャーズ氏は、プライベートマーケットへの進出を監督し、数十人を採用して同社初のプライベート・レンディング・ファンドを今年立ち上げた。
業界ロビー団体「ザシティーＵＫ」の会長を務めるリチャーズ氏は、金融サービス業界での長いキャリアを評価され、勲章を受章した。フィデリティに入社する前はＭ＆ＧインベストメンツのＣＥＯを務めたほか、アバディーン・アセット・マネジメントやＪＰモルガン・チェース、メリルリンチに勤務した経歴も持つ。
フィデリティ・インベストメンツの国際部門であったフィデリティ・インターナショナルは、米国以外の地域の顧客のニーズに応えるため1980年に独立。同社は経営陣と創業者一族メンバーが主に所有している。
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