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米ホリデーシーズン、今年の出費は14％増へ－中所得層では伸び悩みも
概要：米国では今年のホリデーシーズンの支出が昨年から増加すると予想されているが、学生ローンの影響や賃金の伸び率低下を背景に、中所得層での増加ペースはかなり小幅になる見通しだ。
米国では今年のホリデーシーズンの支出が昨年から増加すると予想されているが、学生ローンの影響や賃金の伸び率低下を背景に、中所得層での増加ペースはかなり小幅になる見通しだ。
米成人4330人を対象としたデロイトの調査によると、消費者の支出額は平均1652ドル（約24万7000円）と、前年比14％増の見込み。調査は８月下旬から９月上旬にかけて実施された。年収５万－９万9999ドルの世帯では、今年の支出が26％増の約1534ドルになると予想。年収20万ドル以上では22％増の3922ドルを見込んでいる。
一方、年収10万－19万9999ドルの世帯が計画する消費は2167ドルで、わずか約２％の増加にとどまっている。学生ローンの負担に実質賃金の伸び悩みも相まって、この所得層はホリデーショッピングをそれほど楽観していないようだ。
同調査リポートを執筆したデロイトのプリンシパル、ブライアン・マッカーシー氏は「他のどの所得層よりもこのグループが学生ローンの返済再開による変化を実感する可能性が高い」と指摘。住宅市場の停滞も伴って、「現在、最も負担が重い所得層だ」と付け加えた。
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