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ＥＣＢ金利は必ずしもピークではない－ホルツマン氏とエルダーソン氏
概要：欧州中央銀行（ＥＣＢ）政策委員会メンバーのホルツマン・オーストリア中銀総裁は、ＥＣＢの金利がピークに達したかどうかは分からないと発言した。追加利上げの可能性が排除できないことを意味する。
ホルツマン氏はウィーンでのブルームバーグのイベントで発言
市場は高めの金利が長期化するとの見方を強めている
インフレ率を２％に確実に戻すため金利を長期間、景気抑制的な水準に保つというＥＣＢの公約への信頼を、投資家は強めつつある。
エルダーソンＥＣＢ理事も27日に公表されたコメントで、ホルツマン氏と同様の見解を示した。金利がピークに達したかとの質問に対し「必ずしもそうではない」と答えた。
エルダーソン氏はマーケット・ニュース・インターナショナル（ＭＮＩ）とのインタビューで「まだ多くの不確実性がある」とし「だからこそ、われわれはデータに基づいて会合ごとに決定を下す。次に何をするか予言することはそのアプローチに合致しない」と語った。
ウィーンで行われたブルームバーグのイベントに出席したホルツマン氏（９月26日）
ホルツマン氏はまた、ＥＣＢの保有債券を減らす取り組みについて、パンデミック緊急購入プログラム（ＰＥＰＰ）ポートフォリオからの再投資の終了を加速させる可能性について「近いうちに」議論することが望ましいとの考えを示した。
ＥＣＢはＰＥＰＰ再投資について早急に議論すべきだ－シムカス氏
一方、より古い資産購入プログラム（ＡＰＰ）下で購入した資産の積極的な売却には賛成しないと述べた。
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