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モルガンＳの不動産バンキング部門会長メトカーフ氏退職へ－33年在籍
概要：米銀モルガン・スタンレーのガイ・メトカーフ氏が、33年間在籍した同行を退職する。同氏は不動産バンキング部門の構築に寄与した。
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2023年9月27日 14:30 JST
米銀モルガン・スタンレーのガイ・メトカーフ氏が、33年間在籍した同行を退職する。同氏は不動産バンキング部門の構築に寄与した。
同氏の退職を通知する内部文書によると、メトカーフ氏（56）は同部門の会長を務め、総額8500億ドル（約126兆7000億円）余りの取引に関与した。
米投資会社ブラックストーンのジョン・グレイ社長は26日の電話取引に対し、メトカーフ氏と共に数え切れないほど多くの取引に携わったと語った。その中には、2007年にブラックストーンがエクイティー・オフィス・プロパティーズ・トラストを390億ドルで買収した案件も含まれている。これは当時最大のレバレッジド・バイアウト（ＬＢＯ）だった。
メトカーフ氏は1990年にモルガン・スタンレーで勤務を開始し、2002年にマネジングディレクターに昇進。カナリー・ワーフ・グループの売却、モルガン・スタンレーの最初の欧州本部の処理、08年金融危機に伴うアトランティックシティーのレベル・カジノからの撤退支援など、モルガン・スタンレーにとって重要な不動産取引で主要な役割を果たした。
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