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概要:米株式市場で小型株と工業株が下落しており、典型的なリセッション(景気後退)のシグナルを発しているが、今年の株式相場は既に予想を上回っているため、今のところこうした動きは雑音に過ぎないとみる投資家もいる。
S&P500資本財・サービス株指数は調整の瀬戸際、小型株も大幅安
決算発表シーズン接近、金利より企業業績が株価に重要になる可能性
米株式市場で小型株と工業株が下落しており、典型的なリセッション(景気後退)のシグナルを発しているが、今年の株式相場は既に予想を上回っているため、今のところこうした動きは雑音に過ぎないとみる投資家もいる。
S&P500資本財・サービス株指数は8月1日にピークに達した後、8%下落し、調整局面の瀬戸際にある。原油価格の高騰を受け、米大手航空会社数社が第3四半期の利益見通しを下方修正したことが背景にある。小型株の指標ラッセル2000指数は7月31日終値の高値から11%余り下落しており、S&P500種株価指数の同時期の下落率の約2倍。小型株や工業株の急落は通常、景気後退時に発生する。
Measuring Returns
S&P 500 sector median performance after recession start and end dates
Source: Ned Davis Research Group
Based on 7 NBER-defined recessions since 1972. Real Estate has only 2 cases since 2004.
株式市場には他にもトラブルの兆候がある。S&P500種は1年ぶりに四半期ベースで下落に向かっている。先週はシリコンバレー銀行が破綻した3月10日以来の大幅安となった。連邦公開市場委員会(FOMC)が「より長期にわたって金利を高めに維持する」姿勢を示した20日からは2.8%下落している。
バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジストによれば、これを受けて投資家は世界の株式ファンドから昨年12月以来最速のペースで資金を引き揚げているという。
とはいえ、株式市場には希望もある。ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のモデルによれば、決算発表シーズンが近づく中で、株価にとって金利よりも企業業績の方が重要になり得るという。BIのデータでは、第3四半期の企業の減益率は1.1%にとどまり、その後少なくとも1年間は増益が続くと予想されている。
ボケ・キャピタル・パートナーズの創業者キム・フォレスト最高投資責任者(CIO)は「決算シーズンを数週間後に控え、利益や売上高の目標を下方修正する企業はそれほど多くない」と述べ、「いつリセッション入りするかわからないが、いずれはやってくるだろう。だが、米国の大企業は差し迫った脅威についてシグナルを発していない」と指摘した。
一部の投資家にとっては、最近の下落は買いの好機も同然だ。ブルームバーグのエコノミスト調査では、経済成長は来年半ばまで鈍化し、その後再び回復すると予測されている。
ネッド・デービス・リサーチのチーフ米国ストラテジスト、エド・クリスソールド氏は、「株式市場が景気後退の兆候を示していると言うのは早計だ。それに向かっているとすれば、これはかなり初期の段階と思われるが、年末の勢いがどこに向かうのかについてはあと数週間待つ必要がある」と述べた。ネッド・デービスはS&P500種の年末目標を4500としており、米経済が2024年前半に減速する可能性を予想している。
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