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概要:米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が反落して終了した。市場では週内に発表される大手企業の決算や米雇用統計が注目されている。
ロイター編集
[1日 ロイター] - 米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が反落して終了した。市場では週内に発表される大手企業の決算や米雇用統計が注目されている。
米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が下落して終了した。7月20日撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid/File Photo)
ホライズン・インベストメンツのチーフインベストメントオフィサー、スコット・ラドナー氏は「市場は6月、7月と好調だったが8月は季節的にかなり弱い傾向にあることを誰もがある程度分かっている」と指摘。このため参加者はポジションをやや軽くしているようだと述べた。
予想を上回る企業決算や景気のソフトランディング(軟着陸)期待による最近の株高でS&P総合500種は2022年1月3日に付けた終値での史上最高値まであと5%弱に迫っている。
主要株価指数のうちダウ工業株30種は続伸。第2・四半期決算が増益だった重機のキャタピラーが8.9%上昇したことが寄与した。ただ、第3・四半期の売上高と営業利益率が前期に比べ減少するとの見通しを示した。
配車大手ウーバー・テクノロジーズは5.7%下落。第2・四半期の売上高が市場予想に届かなかった。
製薬大手ファイザーは不安定な動きとなり、小幅安で引けた。新型コロナウイルスワクチンと治療薬の販売低迷が響き、第2・四半期売上高が市場予想を下回った。
米供給管理協会(ISM)が発表した7月の製造業景気指数は低い水準ながらも前月から上昇。新規受注が徐々に改善した。ただ、雇用指数は約3年ぶりの低水準となり、人員削減が加速している可能性を示した。
テスラやアマゾンなど金利に敏感な大型グロース(成長)株が下落。米10年債利回りが4%を超える水準に上昇したことを受けた。
米取引所の合算出来高は104億5000万株。直近20営業日の平均は107億2000万株。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.16対1の比率で上回った。ナスダックでは1.67対1で値下がり銘柄が多かった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 35630.68 +71.15 +0.20 35585.99 35679.13 35526.61
前営業日終値 35559.53
ナスダック総合 14283.91 -62.11 -0.43 14274.93 14309.21 14215.64
前営業日終値 14346.02
S&P総合500種 4576.73 -12.23 -0.27 4578.83 4584.62 4567.53
前営業日終値 4588.96
ダウ輸送株20種 16530.42 -86.00 -0.52
ダウ公共株15種 919.75 -11.47 -1.23
フィラデルフィア半導体 3858.21 -3.42 -0.09
VIX指数 13.93 +0.30 +2.20
S&P一般消費財 1346.88 -15.64 -1.15
S&P素材 537.08 -2.40 -0.44
S&P工業 936.97 +2.95 +0.32
S&P主要消費財 790.27 -4.05 -0.51
S&P金融 587.32 -0.18 -0.03
S&P不動産 239.18 -0.30 -0.12
S&Pエネルギー 665.88 -3.10 -0.46
S&Pヘルスケア 1553.85 -8.00 -0.51
S&P通信サービス 229.97 -0.67 -0.29
S&P情報技術 3169.90 +2.76 +0.09
S&P公益事業 336.34 -4.28 -1.26
NYSE出来高 9.16億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 33225 - 185 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 33200 - 210 大阪比
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