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概要:主要10通貨で4ー6月(第2四半期)の上昇率が最も高かったのはポンドだった。金融政策当局者がインフレ退治のため利上げを進めたことが背景にあるが、景気の先行きに対する懸念は一段と強まっている。
2023年7月3日 20:42 JST
最大の下落通貨は円、対円でポンドは12%上昇-約10年ぶり大幅高
追加利上げ観測が背景、景気先行きへの懸念は強まる
主要10通貨で4ー6月(第2四半期)の上昇率が最も高かったのはポンドだった。金融政策当局者がインフレ退治のため利上げを進めたことが背景にあるが、景気の先行きに対する懸念は一段と強まっている。
第2四半期にポンドは対ドルで3%程度上昇した。対ドルでの上昇は2021年半ば以来の3四半期連続。一方、円は10通貨の中で最も下落した。ポンドは対円で12%高となり、過去10年余りで最大の上昇を記録した。日本銀行は超緩和的な金融政策を維持している。
ポンドは英国債利回りの急伸で押し上げられたが、これはイングランド銀行(英中央銀行)の引き締めサイクルが完了にはまだほど遠いとの投資家の見方を反映している。英中銀は6月に利上げペースを加速させ、政策金利を0.5ポイント引き上げ5%とした。
トロントのマネックス・カナダの通貨アナリスト、ジェイ・ジャオマレー氏は「金利見通しの乖離(かいり)を考えると、ポンドがこれ以上に値上がりしていないことは意外だ」と述べ、「これは今の英国経済が、さらなる利上げ期待は成長懸念を強める状況にあることが大きな理由だろう」と指摘した。
英中銀会合の政策発表日程にリンクしたスワップ金利の動向によれば、短期金融市場では政策金利が来年2月には6.3%と、1998年以来の高水準へ引き上げられる見通しが織り込まれている。
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