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概要:東京株式市場で日経平均は、前営業日比45円10銭安の3万3189円04銭と3日ぶりに反落して取引を終えた。月末・四半期末で投資家のリバランス(資金の再配分)など需給に絡む売りが出た。一方、1ドル=145円台まで進んだ為替の円安は、一定程度支えとなった。
[東京 30日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比45円10銭安の3万3189円04銭と3日ぶりに反落して取引を終えた。月末・四半期末で投資家のリバランス(資金の再配分)など需給に絡む売りが出た。一方、1ドル=145円台まで進んだ為替の円安は、一定程度支えとなった。
6月30日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比45円10銭安の3万3189円04銭と3日ぶりに反落して取引を終えた。
4ー6月の四半期でみると、終値ベースの上昇幅は5147円56銭と過去最大となった。これまでの最大は1988年1―3月期の4696円26銭。6月の月間上昇幅は2301円16銭だった。5月は2031円44銭だった。
日経平均は165円安と軟調なスタート。その後も下げ幅を広げ一時315円安の3万2918円77銭まで下落した。前日の米国市場で長期金利が上昇したことから、割高感から主要な半導体関連銘柄や電子部品などのハイテク株に売りが出た。ただ、下値では押し目買いも入り、大引けにかけては下げ渋る展開となった。
ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは、「リバランス売りが朝方に一巡し、需給が引き締まったところで押し目買いなどが入り、下値は限定的だったのだろう」との見方を示した。加えて、アジア市場が堅調だったことや、欧州勢による日本株の先物買いも下げ渋る要因となったのだろう、と指摘した。
TOPIXは0.33%安の2288.60ポイントで取引を終了。東証プライム市場指数は0.33%安の1177.71ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は3兆7961億8700万円。東証33業種では、海運や鉄鋼、繊維など8業種が値上がり。 医薬品や陸運、卸売など24業種は値下がりした。建設業は変わらずだった。
個別では、前日に決算を発表し営業益予想を上方修正した高島屋が7.7%高だった。為替の円安を背景に、トヨタ自動車なども小じっかりだった。一方、東京エレクトロンは1%安と軟調。
プライム市場の騰落数は、値上がり655銘柄(35%)に対し、値下がりが1105銘柄(60%)、変わらずが73銘柄(3%)だった。
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