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概要:来週の外為市場で、ドルは不安定な動きが続くと予想されている。米経済指標や米連邦準備理事会(FRB)高官の発言で年内の追加利上げ観測が強まれば、ドル高圧力となる。一方、日本の当局者による円安けん制のトーンも強まるとみられ、介入に対する警戒感が広がりやすい。4日のオーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)会合で追加利上げが実施されれば、金融政策の方向性の違いを意識した円売り圧力がかかる可能性がある。
6月30日、来週の外為市場で、ドルは不安定な動きが続くと予想されている。2016年1月撮影(2023年 ロイター/Jason Lee)
[東京 30日 ロイター] - 来週の外為市場で、ドルは不安定な動きが続くと予想されている。米経済指標や米連邦準備理事会(FRB)高官の発言で年内の追加利上げ観測が強まれば、ドル高圧力となる。一方、日本の当局者による円安けん制のトーンも強まるとみられ、介入に対する警戒感が広がりやすい。4日のオーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)会合で追加利上げが実施されれば、金融政策の方向性の違いを意識した円売り圧力がかかる可能性がある。
予想レンジはドル/円が142.50━146.50円、ユーロ/ドルが1.0700―1.1000ドル。
<上田東短フォレックスの営業企画室室長、阪井勇蔵氏>
「為替介入を巡る攻防で、日本当局者と海外投機筋のにらみ合いが続くとみている。ドルの一段高でより踏み込んだ円安けん制発言が出れば、介入に対する市場の警戒感が強まる。仮に介入が実施されれば、ドルは5─6円程度押し下げられる可能性がある。一方、日銀の金融政策の修正を想起させるようなヘッドラインが出れば、ポジションの巻き戻しが起こりやすく注意が必要だ」
「米国では主要な経済指標の発表が相次ぐことから、今後の追加利上げに関するヒントを探る展開となりそうだ」
<ニッセイ基礎研究所の上席エコノミスト、上野剛志氏>
「米国の利上げ長期化観測と政府・日銀による為替介入への警戒感がせめぎ合う形で、ドルはじり高で推移するとみている。米国のISM製造業景況指数や雇用関連指標などが堅調な結果となれば、9月以降の利上げ織り込みが進む形で、ドル高圧力がかかりやすい」
「一方、145円超えゾーンでは、日本の当局者による円安けん制のトーンも上がるとみられ、介入への警戒感が一段と高まる。ただ、実弾介入にはまだ距離があるととみられ、口先介入だけでは円安を抑制することは難しいだろう」
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