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ゴールドマン、クオンツに運用託す－低迷のオルタナティブ投信
概要：米銀ゴールドマン・サックス・グループのオルタナティブ投資信託が手数料を削減し、最近の資産減少からの立て直しを図る中で、外部のファンドマネジャーが運用担当から外れる。同行独自のコンピューターアルゴリズムを活用するためだ。
マルチマネジャー・オルタナティブズ・ファンドの手数料引き下げ
アルゴリズムへの移行で外部マネジャーに支払うコストがなくなる
米銀ゴールドマン・サックス・グループのオルタナティブ投資信託が手数料を削減し、最近の資産減少からの立て直しを図る中で、外部のファンドマネジャーが運用担当から外れる。同行独自のコンピューターアルゴリズムを活用するためだ。
最近の届け出によると、「マルチマネジャー・オルタナティブズ・ファンド」は９月からクオンツ投資戦略チームが運用する。このチームは「エクスターナル・インベストメント・グループ」と呼ばれているオルタナティブ投資・運用選定チームのメンバーと入れ替わる。
同投信はここ数年、低迷。ヘッジファンドに似た戦略を小口投資家に提供する流動性の高いオルタナティブファンドから、投資家が資金を引き揚げていることが背景だ。
ゴールドマンによれば、コンピューターアルゴリズム活用への移行で外部マネジャーに支払うコストがなくなり、ファンドの年間運用手数料を現在の1.90％から0.75％に引き下げることができ、投資家の呼び戻しに寄与し得る。
ゴールドマンは電子メールで、「これらの変更により一段と競争力のある手数料を提供でき、投資家は引き続き多様なオルタナティブ投資戦略へのエクスポージャーの恩恵を受けることができる」とコメント。今回の変更は「ファンド運用の効率化向上と契約運用手数料の大幅な引き下げ」につながると説明した。
同投信の名称は「ゴールドマン・サックス・マルチストラテジー・オルタナティブズ・ファンド」に変わるとしている。
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