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米国債の逆イールド拡大､100ｂｐに－ＦＲＢ議長証言受け景気後退懸念
概要：21日の米国債市場で、２年債利回りが10年債利回りを一時100ベーシスポイント（ｂｐ、１ｂｐ＝0.01％）上回った。こうした逆イールド（長短金利逆転）が100ｂｐに達したのは３月以来。
21日の米国債市場で、２年債利回りが10年債利回りを一時100ベーシスポイント（ｂｐ、１ｂｐ＝0.01％）上回った。こうした逆イールド（長短金利逆転）が100ｂｐに達したのは３月以来。
パウエル連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）議長が同日、米下院金融委員会で半期に一度の議会証言を行い、追加利上げの可能性を示唆したことを受け、リセッション（景気後退）懸念が強まった。
逆イールドは３月に111ｂｐと、1980年代に記録した高水準に達していた。その後、地銀破綻を巡る懸念で米金融当局が利下げを開始するとの観測が一時的に高まり、逆イールドは同月にその規模を縮小していた。
ここ１年間の米国債の逆イールドは、主に米利上げや、金融引き締め政策で景気が失速するとの観測によって引き起こされていた。米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）は先週、利上げ休止を決定したものの、年内の追加利上げを示唆した。パウエル議長は21日の議会証言でこのメッセージを繰り返した。
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