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概要:中国のアリババグループは、クラウドサービスの料金を最大50%引き下げる。急成長するクラウド事業アリユン(阿里雲)のスピンオフ(分離・独立)を検討する中、今回の動きによってテンセント・ホールディングス(騰訊)などライバルからユーザーを奪える可能性がある。
子会社アリユンの中核サービスは5月7日から15-50%値下げ
クラウド部門は将来のIPOの有力候補と考えられている
中国のアリババグループは、クラウドサービスの料金を最大50%引き下げる。急成長するクラウド事業アリユン(阿里雲)のスピンオフ(分離・独立)を検討する中、今回の動きによってテンセント・ホールディングス(騰訊)などライバルからユーザーを奪える可能性がある。
アリババとテンセントは、米オープンAIの対話型人工知能(AI)サービス「ChatGPT(チャットGPT)」のような生成AIモデルの訓練に必要な処理能力の提供に向けて競争している。
子会社アリユンの中核サービスは5月7日から15-50%値下げされると、アリババの広報担当者が26日に明らかにした。同社はクラウド事業拡大にコミットする方針を示しており、張勇(ダニエル・チャン)最高経営責任者(CEO)が現在率いる同事業が飛躍的な成長の原動力になる可能性があるとみている。
クラウド部門はアリババで最も急成長している事業の一つで、将来の新規株式公開(IPO)の有力候補と考えられている。
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