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概要:[ロンドン 18日 ロイター] - 英国の最新の統計で失業率が予想外に上昇する一方、賃金は予想以上の伸びを記録した。インフレ要因として賃金に注目するイングランド銀行(英中央銀行)は、追加利上げすべきか
[ロンドン 18日 ロイター] - 英国の最新の統計で失業率が予想外に上昇する一方、賃金は予想以上の伸びを記録した。インフレ要因として賃金に注目するイングランド銀行(英中央銀行)は、追加利上げすべきか難しい判断を迫られそうだ。
英国立統計局(ONS)が18日発表した2022年12月─23年2月の失業率は3.8%。3.7%で横ばいとの市場予想に反して上昇し、2022年第2・四半期以来の高水準となった。
賃金は前年比5.9%増加。ロイターがまとめたエコノミストの予想(5.1%増)を大きく上回った。22年11月─23年1月は5.9%増に上方改定された。
ボーナスを除いたベースでは前年比6.6%増加でエコノミストの予想(6.2%増)を上回った。22年11月─23年1月は6.6%増に上方改定された。
ONS当局者は「賃金の伸びは依然、物価上昇に追いついておらず、実質所得は減っている。ただ官民の所得の伸び格差は縮小しつつある」と述べた。
英国の消費者物価上昇率は昨年10月に11.1%と40年あまりぶりの高水準を記録。2月も2桁だった。英中銀はエネルギー卸売り価格の低下でインフレ率は年末までに4%を下回ると予想する。
無職で求職活動もしていない人の割合である不就労率は0.4%ポイント低下し21.1%と22年3─5月以来の低水準。
求人件数は4万7000件減少し110万5000件。21年6─8月以降で最低となったが、パンデミック前を30万4000件上回った。
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