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概要:終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが通貨バスケットに対して2カ月ぶり、ユーロに対して1年ぶりの安値を付けた。3月の米卸売物価指数が予想外に下落し、連邦準備理事会(FRB)の利上げサイクルが終わりに近づいているとの見方が強まった。
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[ニューヨーク 13日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが通貨バスケットに対して2カ月ぶり、ユーロに対して1年ぶりの安値を付けた。3月の米卸売物価指数が予想外に下落し、連邦準備理事会(FRB)の利上げサイクルが終わりに近づいているとの見方が強まった。
終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが通貨バスケットに対して2カ月ぶり、ユーロに対して1年ぶりの安値を付けた。昨年7月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration/File Photo)
米労働省が13日発表した3月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比で0.5%下落し、ロイターがまとめた市場予想の横ばいに反して低下した。下落幅は2020年4月以降で最大。ガソリン価格が下がったのが要因で、卸売物価の沈静化の兆しを示した。
フェデラル・ファンド(FF)金利先物市場では、FF金利が現在の4.830%から上昇し6月に5.01%でピークを迎え、その後12月に4.34%に低下するとの見方が織り込まれている。
米労働省が13日発表した4月8日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週から1万1000件増加し23万9000件となった。ロイターがまとめたエコノミスト予想(23万2000件)を上回った。借り入れコストの上昇を受け需要が減退し、労働市場が軟化しつつある可能性が改めて示された。
ドル指数は100.84まで下落し2月2日以来の安値を付けた。ユーロ/ドルは1.10680ドルと22年4月1日以来の高値となった。
eToroのグローバルマーケットストラテジスト、ベン・レイドラー氏は「金利差がユーロに有利な方向に劇的に変化している」と指摘。「米インフレ率の低下と景気後退リスクの高まりが重なり、FRBによる今年3回の利下げが見込まれるのに対し、依然としてタカ派の欧州中央銀行(ECB)はそれ以上の利上げを実施するとの予想が強まっている」と述べた。
ECB理事会メンバーのバスレ・スロベニア中銀総裁は13日、基調インフレが根強いことを踏まえるとECBは利上げを継続する必要があるとし、5月4日の次回理事会での決定は0.25%ポイント、もしくは0.50%ポイントの利上げになる可能性があると述べた。
ECB理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁は13日、ユーロ圏のコアインフレ率は向こう数カ月で改善し始めるとの見通しを示しながらも、ECBは金融政策を通してまだやるべきことが残っていると述べた。
ドル/円は0.32%安の132.77円。豪ドル/米ドルは約1.4%高の0.67965米ドルとなり、2月24日以来の高値を付けた。
豪連邦統計局が13日発表した3月の雇用統計は、就業者数が2カ月連続で予想を上回った。失業率も50年ぶり低水準近辺となった。明らかに強い内容で、オーストラリア準備銀行(中央銀行)の引き締めサイクルがまだ終わっていない可能性を示した。
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