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概要:クレジット・ポートフォリオマネジャーらは今後1年に社債デフォルト(債務不履行)が増えると予想し、8割超のマネジャーは米経済が2023年中にリセッション(景気後退)に陥る可能性があるとみている。国際信用ポートフォリオマネジャー協会(IACPM)の調査で分かった。
クレジット・ポートフォリオマネジャーらは今後1年に社債デフォルト(債務不履行)が増えると予想し、8割超のマネジャーは米経済が2023年中にリセッション(景気後退)に陥る可能性があるとみている。国際信用ポートフォリオマネジャー協会(IACPM)の調査で分かった。
昨年12月に実施された調査では、ファンドマネジャーの81%が、今後1年の間にデフォルトが増加するだろうと回答。マクロ経済的な要素に加え、銀行の流動性低下とクレジットリスクに関する懸念が背景にある。北米企業については86%がデフォルト増を予想、欧州については91%だった。
IACPMのエグゼクティブディレクター、ソムロック・レオン氏は発表資料で「当協会メンバーは金利上昇の影響が表れることをしばらく前から予想していた。現在は信用市場のストレスが高まり、借り手企業のデフォルトが増え始めている」と指摘。「この流れは時間をかけてシステム全体に広がっていく恐れがある」との見通しを示した。
イエレン米財務長官
Source: Bloomberg
調査回答者は米国のリセッションも予想しており、84%が年内に起こると答えた。欧州と英国の年内リセッションを見込む回答は61%だった。
信用スプレッドは拡大する見込みで、約60%が向こう3カ月に北米市場でスプレッドが拡大すると予想。また、80%がハイイールド債のスプレッド拡大を見込んでいる。
調査対象指数 | 拡大 | 横ばい | 縮小 |
CDX北米投資適格級5年 | 58% | 32% | 10% |
CDX北米ハイイールド5年 | 80% | 13% | 7% |
iTraxx欧州5年 | 63% | 30% | 7% |
iTraxx欧州クロスオーバー5年 | 69% | 24% | 7% |
* 出典:IACPM
調査回答者はヘルスケア、中規模テクノロジー企業、防衛など一部セクターが現在の環境で苦戦するとみている。商業用不動産も、在宅勤務の流行でオフィス空き室率が高まっていることや不動産所有者が高い金利に借り換えなければならないことからリスクが高いと見なされている。
IACPMのウェブサイトによると、同協会は世界30カ国の130余りの金融機関で構成され、メンバーには商業銀行や投資銀行、資産運用会社のポートフォリオマネジャーが含まれる。
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