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ファースト・リパブリック支援の米銀、引当金積み増しへ－関係者
概要：経営危機に直面する米銀ファースト・リパブリック・バンクを支援するため、合計約300億ドル（約４兆円）の資金預け入れで合意した大手米銀の一部が、引当金の積み増しを迫られていると事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
経営危機に直面する米銀ファースト・リパブリック・バンクを支援するため、合計約300億ドル（約４兆円）の資金預け入れで合意した大手米銀の一部が、引当金の積み増しを迫られていると事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
関係者によれば、預入額が最も大きい米銀の一部が、それぞれ約１億ドルの引当金積み増しを計画している。ＪＰモルガン・チェースとウェルズ・ファーゴ、シティグループ、バンク・オブ・アメリカ（ＢｏｆＡ）が最高額の50億ドルを預け入れた。
非公開情報を理由に関係者２人が匿名を条件に語ったところでは、さまざまな資産の潜在的損失に備える引当金を確実に準備するよう求める会計規則が今回の動きを促した。
ファースト・リパブリックの支援は、銀行システムへの信任投票を意図したものであり、参加した米銀の経営幹部は預金の全額回収を想定している。それでも今回の引当金積み増しは、ファースト・リパブリックに資金を最低120日間預け入れる決定が全く安全というわけではないと認めたことを意味する。
米銀４行とモルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス・グループの担当者は、コメントを控えている。各行の業績への影響は最小限にとどまる見通し。
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