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概要:ドルは約20年ぶりの高値に上昇しているが、さらに上値を追うとみる強気派は依然として多い。米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げを進めているのに加え、米国経済の見通しが他の主要国に比べて明るいためだ。
[ニューヨーク 25日 ロイター] - ドルは約20年ぶりの高値に上昇しているが、さらに上値を追うとみる強気派は依然として多い。米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げを進めているのに加え、米国経済の見通しが他の主要国に比べて明るいためだ。
8月25日、ドルは約20年ぶりの高値に上昇しているが、さらに上値を追うとみる強気派は依然として多い。
ドルは年初から主要通貨バスケットに対して約13.5%上昇しており、今年は過去約40年間で最も急上昇した年になりそうな勢いだ。対照的にユーロは約12%下げ、20年ぶりに1ユーロ=1ドルの等価(パリティ)を割り込んだ。
ドルはFRBの積極利上げと併せ、ロシアとウクライナの戦争など世界的な不確実性を背景とした安全資産への逃避に支えられており、手堅い投資対象だ。
ドルは今年、主要10カ国(G10)通貨全てに対して上昇。上昇率は対円で19%、対ポンドで15%に達している。
クレディ・スイス・グループのFXストラテジー・グローバル責任者、シャハブ・ジャリヌース氏は「当社は1年3カ月ぐらい前からドルに対して構造的に強気だ。そろそろ疲れが出てきた気もするが、この姿勢を変える理由が見当たらない」と述べた。
7月の米消費者物価指数(CPI)の前年同月比上昇率は8.5%と、6月の9.1%から鈍化。一方で7月の雇用統計では就業者数の伸びが予想外に加速し、リセッション(景気後退)入りの懸念が和らいだ。
他の主要国は様相が異なる。
英国はエネルギー料金が高騰してインフレ率が2桁台に突入しており、イングランド銀行(英中央銀行)は年内のリセッション入りを予想している。
欧州大陸も、ロシアとウクライナの戦争によるエネルギー危機を主因としてインフレ率が2桁台に近づいている。エコノミストは、欧州大陸が賃金と物価のスパイラル的上昇にはまり込むリスクを指摘する。このため投資家は、ユーロが低落しているにもかかわらず買いに入るのをためらっている。
<タカ派FRB>
インフレ抑止に向けたFRBの積極的な利上げにより、米国債利回りが他の先進諸国の国債より高くなっていることが、ドルをさらに魅力的にしている。USバンク・ウェルス・マネジメントのシニア投資ストラテジー・ディレクター、ロブ・ハワース氏は、この傾向は今後も続くとみる。
「この基本的なパラダイムは変わらないだろう。すなわち、FRBは今なお主要中銀の中でおそらく最も(利上げに)積極的だ」とハワース氏は述べた。
投資家のドルに対する強気姿勢も揺らいでいない。
米商品先物取引委員会(CFTC)が19日に公表したデータに基づきロイターが計算したところ、最新週の投機筋によるドル買い越し額は133億7000万ドルに増え、昨年7月以来の買い越し額とほぼ同水準だった。
ニューバーガー・バーマンのランチオーニ氏は、ドルは長期的には過剰評価されていると考えながらも、売り持ちにするのはためらっている。「現時点でドル売り姿勢を採るのは非常に難しい」
パウエルFRB議長は、米カンザスシティー地区連銀が開催する経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で26日に講演する予定。投資家は経済見通しについてのパウエル氏の見解を見定めようと、講演を注視することになる。
LPLファイナンシャルの首席グローバルストラテジスト、クインシー・クロスビー氏は「インフレが緩和し、サプライチェーン(供給網)の問題が和らいでいるといった種類のことをパウエル氏が示唆し、一方で欧州中央銀行(ECB)側から強気のコメントが出るようなら、ドルに下落圧力がかかるかもしれない」との見方を示した。
(Saqib Iqbal Ahmed記者)
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