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スイス、今年の成長率予想を下方修正 インフレ見通しは引き上げ
概要：［チューリヒ １４日 ロイター］ - スイス経済省経済事務局（ＳＥＣＯ）は１４日、今年の経済成長率予想を３％から２．８％へ引き下げた。ウクライナ紛争とインフレ高進を理由に挙げた。 ２３年の予想は２％
［チューリヒ １４日 ロイター］ - スイス経済省経済事務局（ＳＥＣＯ）は１４日、今年の経済成長率予想を３％から２．８％へ引き下げた。ウクライナ紛争とインフレ高進を理由に挙げた。
２３年の予想は２％に据え置いた。
ウクライナでの戦争は状況が一段とエスカレートしないとしても「世界経済に大きなリスクをもたらす」と分析した。
２２年のインフレ率は１．９％と予想し、１２月の１．１％から引き上げた。物価上昇で個人消費が打撃を受けるとの見方を示した。２３年は０．７％への低下を見込んでいる。
ロシアやウクライナとの経済関係はそれほど深くないとして、紛争がスイスに及ぼす直接的な影響は限定的とみられると指摘した。
「ただ大きな間接的影響が予想される」とし「ロシアとウクライナの主要輸出品であるエネルギー資源、一部食料品、工業用金属の国際価格は高騰している。世界的なインフレ圧力は当面高いままだろう」と予想した。
安全資産への逃避による最近のスイスフラン高がインフレ抑制に寄与しているが、物価はさらに上昇するとみられている。
ＳＥＣＯは不透明感の高まりが投資の重荷になっているほか、世界的なサプライチェーンの問題が増えているとした。
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