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概要:米連邦準備理事会(FRB)のウォーラー理事は19日、持続的な高インフレや堅調な雇用の伸びを踏まえ、FRBは量的緩和の縮小(テーパリング)ペースを加速させ、予想よりも早期に利上げを実施する用意を整える必要があるという見解を示した。
米連邦準備理事会(FRB)のウォーラー理事は19日、持続的な高インフレや堅調な雇用の伸びを踏まえ、FRBは量的緩和の縮小ペースを加速させ、予想よりも早期に利上げを実施する用意を整える必要があるという見解を示した。昨年5月、ワシントンのFRB前で撮影(2021年 ロイター/Kevin Lamarque/File Photo)
[19日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のウォーラー理事は19日、持続的な高インフレや堅調な雇用の伸びを踏まえ、FRBは量的緩和の縮小(テーパリング)ペースを加速させ、予想よりも早期に利上げを実施する用意を整える必要があるという見解を示した。
ウォーラー理事は講演原稿で「労働市場の急速な回復とインフレ指標の悪化を受け、テーパリングペースの加速と2022年における一段と早いペースでの緩和解除を支持するようになった」と語った。
最近の高インフレについては、「全ての邀撃は一時的で、いずれ解消される傾向がある。この理論に沿い、FRBはあらゆる衝撃に対応すべきではない。しかし必要に応じ、適切な金融政策によってこうしたインフレ動向に対応すべき」と述べた
さらに、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)に伴う供給制約の経済への「大規模かつ持続的な」影響によって、インフレ圧力が広範囲に拡大し、高インフレが22年にかけ予想以上に長引く可能性が出てきたことには不意を突かれたと述べた。
米経済は第4・四半期と来年上期に力強く拡大する見通しとしたほか、FRBのバランスシートはいずれ縮小されるべきという認識を改めて示した。
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