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概要:米国株式市場は主要株価指数が軒並み終値の最高値を更新した。企業の好決算が引き続き株価押し上げに寄与した。市場の関心は3日に判明する米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果に集まっている。
[2日 ロイター] - 米国株式市場は主要株価指数が軒並み終値の最高値を更新した。企業の好決算が引き続き株価押し上げに寄与した。市場の関心は3日に判明する米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果に集まっている。
米国株式市場は主要株価指数が軒並み終値の最高値を更新した。2月撮影(2021年 ロイター/Brendan McDermid)
S&P総合500種とナスダック総合は、4営業日連続での最高値更新。ダウ工業株30種は3営業日連続で最高値を更新し、終値としては初めて3万6000ドル台に乗せた。
製薬ファイザーは4.1%高。独ビオンテックと共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、21年の売上高見通しを上方修正したほか、22年売上高見通しは市場予想を上回った。
USバンク・ウエルスマネジメントのシニア投資ディレクター、ビル・ノーゼイ氏は、堅調なファンダメンタルズが幅広い株式相場の動向を支えていると指摘。「決算シーズンが終われば、マクロ要因が再び注目されるため、今後数日、数週間に見込まれる金融政策面での重要な進展を注視する」と述べた。
米連邦準備理事会(FRB)は2─3日のFOMCで、月額1200億ドルの資産買い入れの縮小開始を決定するとみられている。投資家は金利やインフレの持続性を巡るFRBの見解にも注目している。
ダウ輸送株20種は6.9%上昇し、過去最高値を更新。決算を手掛かりに108%急伸したレンタカー大手エイビス・バジェットに押し上げられた。
S&P500の主要11セクター中9セクターがプラス圏で引けた。素材が1.1%高と上げを主導する一方、エネルギーは1%下落した。
スポーツ用品小売アンダーアーマーは16.5%高。通期の業績見通し引き上げが好感された。
リフィニティブによると、第3・四半期の企業決算は、S&P500構成企業の320社が発表を終えた段階で、40.2%の増益になるとみられている。
ニューヨーク証券取引所では、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.09対1の比率で上回った。ナスダックでは1.02対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は約102億株。直近20営業日の平均は103億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 36052.63 +138.79 +0.39 35935.11 36088.81 35884.13
前営業日終値 35913.84
ナスダック総合 15649.60 +53.69 +0.34 15583.99 15656.60 15569.27
前営業日終値 15595.92
S&P総合500種 4630.65 +16.98 +0.37 4613.34 4635.15 4613.34
前営業日終値 4613.67
ダウ輸送株20種 17039.38 +1,096.29 +6.88
ダウ公共株15種 922.89 +3.07 +0.33
フィラデルフィア半導体 3548.86 +42.58 +1.21
VIX指数 16.03 -0.38 -2.32
S&P一般消費財 1598.81 -9.99 -0.62
S&P素材 541.51 +5.89 +1.10
S&P工業 888.68 +2.68 +0.30
S&P主要消費財 746.80 +5.13 +0.69
S&P金融 670.78 +1.12 +0.17
S&P不動産 302.23 +2.80 +0.93
S&Pエネルギー 438.65 -4.46 -1.01
S&Pヘルスケア 1566.99 +9.79 +0.63
S&P通信サービス 274.18 +0.87 +0.32
S&P情報技術 2857.80 +23.12 +0.82
S&P公益事業 341.35 +0.17 +0.05
NYSE出来高 8.67億株
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 29520 + 20 大阪比
シカゴ日経先物12月限 円建て 29505 + 5 大阪比
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