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ユーロ圏の物価高、長期化ならインフレ期待上昇＝フィンランド中銀総裁
概要：欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁は１９日、ユーロ圏のインフレ高進はおおむね一過性のものとしながらも、長期化すれば家計と企業のインフレ期待が上昇する可能性があるとの見方を示した。
欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁は１９日、ユーロ圏のインフレ高進はおおむね一過性のものとしながらも、長期化すれば家計と企業のインフレ期待が上昇する可能性があるとの見方を示した。２０２０年１月撮影（２０２１年 ロイター/Ralph Orlowski）
［フランクフルト １９日 ロイター］ - 欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁は１９日、ユーロ圏のインフレ高進はおおむね一過性のものとしながらも、長期化すれば家計と企業のインフレ期待が上昇する可能性があるとの見方を示した。
レーン総裁は講演で「インフレ高進が長引けば、インフレ期待に一段と大きな影響が及ぶ」とし、「実際、産業部門と小売部門の双方で３カ月先の販売価格予想が上向き始めた」と述べた。
ただ、物価を押し上げている一部の要因はこれまでの予想よりも根強いものだったと判明したものの、全体としては物価上昇は緩和するとの見方を示した。
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