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概要:ドル/円は海外時間で109円台半ばまで下落し、約1カ月ぶりの安値を付けた。新型コロナウイルス変異株感染拡大に対する懸念から、安全通貨が買われるリスクオフの展開となった。
[東京 9日 ロイター] - ドル/円は海外時間で109円台半ばまで下落し、約1カ月ぶりの安値を付けた。新型コロナウイルス変異株感染拡大に対する懸念から、安全通貨が買われるリスクオフの展開となった。
7月9日、ドル/円は海外時間で109円台半ばまで下落し、約1カ月ぶりの安値を付けた。新型コロナウイルス変異株感染拡大に対する懸念から、安全通貨が買われるリスクオフの展開となった。ドル紙幣、先月25日撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
市場関係者の見方は以下のとおり。
●リスク許容度が低下 ドル109円割れも
<FXcoin 取締役 上田眞理人氏>
金融市場を取り囲む環境が変わってきた。新型コロナ変異株の感染拡大や、米国の労働市場で求人と求職のミスマッチが解消されないまま、雇用が既にピークアウトした可能性など、不穏な材料が背景にあるとみている。
金融市場では参加者のリスク許容度が顕著に低下し、グローバルな株価やリスク資産の下落と金利低下が同時に進むリスクオフの流れが広がっている。
世界の投資家の間ではリスクポジションの手じまいが進捗しているとみられるが、この傾向が今後も継続するか否か、まだここ1、2カ月、見てみないとわからない。
為替相場については、リスクポジションの手じまいが、諸通貨の値動きを左右しているとみている。
ドル/円は、リスクオフ環境で円が買われやすいことに鑑みて、109円を割り込む余地は十分あると考えている。
しかし、リスクオフの根本原因が変異株の感染拡大による各国経済の先行き懸念ということであれば、いつまでものんきに円を買っている場合ではないということに、投機筋もいずれ気が付くだろう。
こうした中で、他の主要国中銀に先駆けて金融政策の正常化に一歩踏み出した米連邦準備理事会(FRB)の今後の振る舞いが注目される。
来週にはパウエル議長の議会証言が予定されるが、米国内でのインフレ圧力の高まりと、弱めな労働市場にはさまれ、FRB内も相当混乱しているはずで、当局者の間では意見のばらつきが目立つようになりそうだ。
●FRBのタカ派姿勢崩れなければドル底堅い
<野村証券 チーフ為替ストラテジスト 後藤祐二朗>
想定よりも米長期金利が下がってしまった印象だ。今週、米国で発表された経済指標が市場予想よりも弱かったことに加え、新型コロナウイルスのデルタ変異株への懸念も浮上したことが重しとなっている。デルタ株に関しては欧米ではまだ「懸念」という段階だが、アジア諸国や新興国では経済活動に影響を及ぼすほど深刻化している。世界景気の回復スピードが鈍化するリスクや、FRBのタカ派シフトが行き過ぎだったのではないかという懸念が高まったようだ。
この懸念が払拭されるには、米国を中心に世界経済が回復するかどうか、FRBが極端な引き締めをしないという安心感がマーケットに醸成されるかどうかが重要になる。来週はパウエルFRB議長の議会証言や主要な米経済指標の公表を控えており、一つ一つを見極めながらFRBの姿勢を確認していく局面になるだろう。
ただ、FRBのタカ派姿勢が支えとなり、ドル/円相場が大きく下落するリスクは低いとみている。米長期金利も下がるとこまで下がってしまった印象で、ドルは109円近辺では下げ止まるのではないか。
FRBのテーパリング(量的緩和の段階的縮小)期待が後退したり景況感が大幅に悪化したりすれば金利の下押し圧力で108―106円などまでドル安/円高が進む可能性もあるが、FRBのタカ派姿が崩れない限り、ドルはしっかりした値動きが続くと予想する。
●久しぶりにリスクオフの円高、日本への警戒も
<岡三証券 投資情報部 シニアストラテジスト 武部力也氏>
久しぶりにリスクオフの円高となっている。東京都に緊急事態宣言が再び発令される一方で、東京五輪は開催されることになった。4都県で無観客での開催とはいえ、デルタ型など変異株の感染が拡大する中で、日本に対する警戒感が強まっている。
ドルを取り巻く環境もこれまでとやや違ってきている。米国の景気指標でピークアウト感が強まる中、リフレトレードが巻き戻され米金利が低下。ドルに下げ圧力が強まってきている。FRBがこのままタカ派姿勢に転じるのかも不透明感が強い。
ドル/円は商いの薄い中をストップなどを付けながら下げた形だ。仕掛け的な印象もあるので、このまま一方向的に円高が進むとはみていない。ただ、金融正常化に動く新興国が増えていけば、新興国通貨高・ドル安の流れから、ドル安/円高圧力がかかる可能性もありそうだ。
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