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概要:国際通貨基金(IMF)は29日、イタリアの今年の財政赤字は政府目標より大幅となり、成長低迷で中期的に公的債務が増加すると警告した。同国に対する年次の現地調査を踏まえ、報告書を公表した。 IMFの予想では、今年の財政赤字の対国内総生産(GDP)比は2.4%と、政府が目指す2.2%を上回る。主に名目GDPの下振れが理由だ。また「公的債務は中期的にGDPの135%近辺で高止まりし、より長い期間では年金支出のためにもっと多くなる」という。 <
[ローマ 29日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は29日、イタリアの今年の財政赤字は政府目標より大幅となり、成長低迷で中期的に公的債務が増加すると警告した。同国に対する年次の現地調査を踏まえ、報告書を公表した。
IMFの予想では、今年の財政赤字の対国内総生産(GDP)比は2.4%と、政府が目指す2.2%を上回る。主に名目GDPの下振れが理由だ。また「公的債務は中期的にGDPの135%近辺で高止まりし、より長い期間では年金支出のためにもっと多くなる」という。
こうした状況を受け、IMFはイタリア政府に財政再建のための質の高い対策を前倒しで行うよう要請。「現在の低金利を生かして信頼できる中期的な財政健全化策を実行するのが非常に望ましい」と述べ、2025年ごろまでにGDPの0.5%相当の財政黒字を確保するべきだと提言した。
一方イタリア経済省はこの報告書公表後、政府として今年の財政赤字の目標は変わらず、年末には赤字が想定を下回る可能性さえあると確信しているとコメントした。
また同国の連立政権は、公的債務の対GDP比について、今年見込みの135.2%から22年までに131.4%に引き下げる目標を掲げ、労組などと定年制度の柔軟な運用を可能にする年金改革に取り組んでいるが、そうした改革が財政にもたらす効果は不透明だ。
IMFは、イタリアの成長率は今年が約0.5%、今後数年が0.6%ないし0.7%という従来の予想を据え置いた。
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