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概要:韓国のサムスン電子<005930.KS>が30日に発表した第4・四半期決算は、営業利益が34%減の7兆1600億ウォン(61億3000万ドル)で、今月初旬に公表した速報値とほぼ一致した。 純利益は38%減の5兆2000億ウォン、売上高は1%減の59兆9000億ウォンで、速報値と一致した。 サムスンの業績は、データセンター向け需要の不振や在庫増を背景とするメモリーチップ価格の下落で18年終盤以降、低迷が続いている。
[ソウル 30日 ロイター] - 韓国のサムスン電子(005930.KS)が30日に発表した第4・四半期決算は、営業利益が34%減の7兆1600億ウォン(61億3000万ドル)で、今月初旬に公表した速報値とほぼ一致した。
純利益は38%減の5兆2000億ウォン、売上高は1%減の59兆9000億ウォンで、速報値と一致した。
サムスンの業績は、データセンター向け需要の不振や在庫増を背景とするメモリーチップ価格の下落で18年終盤以降、低迷が続いている。
<今年は回復見込む>
サムスン電子は、利益は2020年には回復すると予想。データセンターの顧客や5G(第5世代通信網)スマートフォンメーカーからのメモリーチップ需要が徐々に持ち直す、と見込んだ。
これより先には、米インテル(INTC.O)や台湾のTS MC(2330.TW)(TS M.N)などの同業も、明るい業績見通しを示している。
サムスンは発表文で「2020年については、全般的な業績の改善を予想している。ただ、世界のビジネス環境の不透明感が続くとも想定している」とした。同社の業績に影響する可能性のある具体的な問題は特定しなかった。
サムスンは2020年第1・四半期について、季節的に需要が弱い時期であることから、利益減を見込んでいるとしている。
昨年第4・四半期は、主力の半導体部門の営業利益は3兆4500億ウォンと半分以下に減少。モバイル部門は67%増の2兆5200億ウォンだった。
*内容を追加しました。
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