米卸売物価指数、6月は前月比+0.1％ インフレ抑制示す

［ワシントン １２日 ロイター］ - 米労働省が１２日発表した６月の卸売物価指数（ＰＰＩ、最終需要向け財・サービス）の前月比上昇率は０．１％にとどまった。エネルギーや他の財が２カ月連続でマイナスとなった。ＰＰＩの前年比上昇率は１．７％と２０１７年１月以来約２年半ぶりの小ささだった。

[华盛顿12路透社] - 美国劳工部12日宣布的6月份批发价格指数（PPI，最终需求和服务商品）的增长率仅为0.1％。能源和其他商品连续两个月出现负增长。 PPI的同比增幅为1.7％，为2017年1月以来约两年半以来的最低水平。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は前月比が変わらず、前年比は１．６％の上昇を見込んでいた。

路透社编制的经济学家预测与上个月相比没有变化，预计同比增长1.6％。

食品とエネルギー、貿易サービスを除いたコア指数上昇率は前月比変わらず、前年比で２．１％だった。５月の上昇率は０．４％、前年比２．３％だったため６月に減速した格好だ。

不包括食品，能源和贸易服务的核心指数增长率与上月持平，同比增长2.1％。由于5月份的增长率比上年增长0.4％和2.3％，因此增长速度在6月份放缓。

基調的な卸売物価が低調だったことで、全般的なインフレは当面緩やかにとどまる可能性があることが示唆されたほか、中国製品に対する関税措置の影響がまだ顕在化していないことも示された。

基本批发价格疲弱，暗示目前普遍通胀可能仍然温和，以及对中国产品的关税措施它也表明尚未出现的影响。

ムーディーズ・アナリティクス（ペンシルベニア州）のシニアエコノミスト、ライアン・スイート氏は「年内はインフレが大きく加速するとは予想していない」とし、「このため、連邦準備理事会（ＦＲＢ）は７月に利下げを実施し、その後は２０２０年にかけて金利を据え置くことができる」と述べた。

Moody's Analytics（宾夕法尼亚州）高级经济学家Ryan Sweet表示，“我们预计年内通胀不会大幅加速，”所以“联邦政府”储备委员会（FRB）将在7月份降息，然后在2020年之前保持利率不变。

エネルギーは３．１％下落、５月は１．０％下落していた。財も０．４％下落、５月は０．２％下落していた。財価格の下落要因のうち、約６０％がガソリン価格の下落（５．０％）によるものだった。

能源价格下跌3.1％，5月份下跌1.0％。 5月份商品价格也下跌0.4％，0.2％。大约60％的商品价格下跌是由于汽油价格下跌（5.0％）。

サービスの上昇率は０．４％で、昨年１０月以来の大きさを記録した。

服务增长率为0.4％，是去年10月以来的最高水平。

食品は０．６％上昇。鶏卵やフルーツなどの価格が上昇したことで押し上げられた。トウモロコシの上昇率は１９．９％と、１５年７月以来の大きさだった。

食品价格上涨0.6％。鸡蛋和水果的价格上涨推动了这一进程。玉米的增长率为19.9％，是自7月15日以来的最大增幅。

ＭＵＦＧ（ニューヨーク）の首席エコノミスト、クリス・ラプキー氏は「製造業が生産のために利用する中核的な財の価格は、トランプ政権が導入した対中関税措置の影響で上昇していない」と指摘。「これは製造業部門の軟調な需要を示しているため、朗報ではない」と述べた。

MUFG（纽约）首席经济学家Chris Lapkey说：“制造业用于生产的核心商品的价格与特朗普政府提出的相反。由于中等税收措施的影响，它没有上升。 ”这不是好消息，因为它表明制造业需求疲软。

医療保健サービス価格は０．２％上昇。５月も０．２％上昇していた。医療保健費用はコア個人消費支出（ＰＣＥ）価格指数に組み入られるが、３０日に発表される６月のＰＣＥ価格指数についてエコノミストは０．２％上昇になると予想。前年比では１．７％の上昇が予想されている。

医疗卫生服务价格上涨0.2％。它在5月也上涨了0.2％。健康和医疗费用将纳入核心个人消费支出（PCE）价格指数，但经济学家预计将在30日宣布的6月份PCE价格指数上涨0.2％。预计同比增幅为1.7％。

シティグループ（ニューヨーク）のエコノミスト、ベロニカ・クラーク氏は「コアＰＣＥ価格指数の上昇率は向こう数カ月は２％を下回る水準にとどまるとみられているが、年後半のプラスの要因により来年初旬には（ＦＲＢがインフレ目標としている）２％に達する可能性がある」との見方を示した。

花旗集团（纽约）经济学家Veronica Clarke表示，核心PCE价格指数预计将持续数月保持在2％以下他补充说，明年年初，下半年的一个积极因素可能会达到2％（美联储的目标是通胀）。