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概要:18日の米国株式相場は反発。ハイテク大手の一角が上昇を主導した。米金融当局の次の一手を見極めようと、経済指標と当局者発言にも注目が集まった。
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2024年1月19日 6:54 JST
TSMCの好調な予想で半導体に買い、投資判断上げでアップル上昇
ボスティック氏、世界的に不透明感が強く利下げに慎重期すよう提唱
ミラー・タバクのチーフ市場ストラテジスト、マット・メイリー氏は「裾野の狭い株式市場」の再来を懸念しているが、裾野は広がり得るとの一定の期待もあると述べる。半導体絡みのニュースは「間違いなく強気」であり、「2023年後半の高値を大幅かつ持続的に上回る動きを誘発できれば、株式相場をこの先押し上げる原動力になる」との見方を示した。
テスラに加え、通期の利益見通しを下方修正した医療保険ヒューマナが売られ、相場は失速する場面もあった。
ヒューマナ株が急落、医療サービス関連コスト増で利益見通し下方修正
朝方発表された米新規失業保険申請件数は予想外に減少し、労働市場の底堅さを改めて印象づけたが、市場は反応薄だった。
米新規失業保険申請件数、18万7000件に減少-2022年9月以来の低水準
アトランタ連銀のボスティック総裁は米選挙から世界各地の紛争に至るまで、予測不可能な出来事が経済に影響を及ぼし得ることを考慮し、利下げに向けて慎重に行動するよう政策当局者に促した。フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、インフレ率は目標の2%へと緩やかながらも確実に向かうとの見方を示した。
ボスティック総裁、米利下げ開始7-9月期と予想-データ見極め (1)
フィラデルフィア連銀総裁、「ソフトデータ」も引き続き重要な指針に
モルガン・スタンレー傘下Eトレード・ファイナンシャルのマネジングディレクター、クリス・ラーキン氏は「今週のテーマは依然として堅調な経済指標と、これにより利下げが当面凍結されるかもしれないことだ」と指摘。「とりわけ労働市場に関して、弱めのデータが継続的に出始めるまで、米金融当局は高金利維持のスタンスを堅持するだろう」と述べた。
インディペンデント・アドバイザー・アライアンス(IAA)の最高投資責任者(CIO)、クリス・ザッカレリ氏は「米経済の基調的な力強さを踏まえれば、現時点で過度に弱気に傾くのは難しい」と話す。「株式市場や経済に対する悲観論や疑念が広がっている状況は逆張りのシグナルであり、群衆に逆らう妥当な理由になる。最後の懐疑論者が心変わりすれば、市場は再び大きなショックに脆弱(ぜいじゃく)になるだろうが、まだその時点には至っていない」と続けた。
ジャニー・モンゴメリー・スコットのテクニカル分析責任者、 ダン・ワントロブスキ氏は、株式相場は最近の弱含みから安定してきたものの、この先も「曲折」があると予想する。チャートでは足元、相反する兆候が数多く出ているとし、「当面は不安定で、レンジ取引になるだろう」と指摘した。
米国債
米国債相場は期間長めの債券を中心に利回りが上昇。米新規失業保険申請件数が予想外に減少したことで売り圧力が強まった。
国債 | 直近値 | 前営業日比(bp) | 変化率 |
---|---|---|---|
米30年債利回り | 4.37% | 5.5 | 1.27% |
米10年債利回り | 4.14% | 4.0 | 0.98% |
米2年債利回り | 4.35% | -0.8 | -0.19% |
米東部時間 | 16時49分 |
3月利下げの予想確率は依然として五分五分で、期間短めの国債の動きは相対的に限られた。12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)に連動するスワップ契約では約140ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げが織り込まれており、ほぼ変わらずだった。
担保付翌日物調達金利(SOFR)オプション市場では、3月利下げ観測が引き続き後退する中、タカ派なヘッジが今週初めて選好されたもようだ。
外為
ニューヨーク外国為替市場で、ドルは主要通貨に対してまちまち。ブルームバーグ・ドル・スポット指数はほぼ変わらずとなった。
為替 | 直近値 | 前営業日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
ブルームバーグ・ドル指数 | 1238.37 | -0.36 | -0.03% |
ドル/円 | ¥148.11 | -¥0.05 | -0.03% |
ユーロ/ドル | $1.0875 | -$0.0008 | -0.07% |
米東部時間 | 16時49分 |
円は対ドルでほぼ変わらず。一時、148円30銭まで下げた。市場関係者によると、ユーロ売り・円買いとドルの利食い売りが円の下値を支えた。直近では148円台前半で推移している。
ラボバンクは米利下げを巡る市場の楽観論が今後も後退する可能性が高いとして、向こう1カ月のドル・円相場の見通しを従来の144円から148円に引き上げた。同社の為替戦略責任者、ジェーン・フォーリー氏は「日本の消費者物価指数(CPI)上昇率がピークに達したことが確認されれば、目先は円売り圧力が強まるだろう」と述べた。
ラボバンク、今後1カ月のドル・円予想引き上げ-米利下げ観測後退で
原油
ニューヨーク原油相場は続伸。株高に加え、中東での紛争が拡大したため、買いが入った。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派の14の標的に対して、米軍はさらなる空爆を開始した。パキスタンはイラン領を攻撃した。
米軍、フーシ派に対するさらなる空爆開始-紅海での商船攻撃に反撃
パキスタンがイラン領攻撃、「テロリストの潜伏場所」あると主張 (1)
米エネルギー情報局(EIA)の18日発表によると、米国の原油在庫は先週249万バレル減少し、昨年10月以来の低水準となった。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は前日比1.52ドル(2.1%)高の1バレル=74.08ドルで終了した。北海ブレント3月限は1.22ドル高の79.10ドル。
金
ニューヨーク金相場は反発。失業保険申請件数が予想外に減少し、利回りが上昇したため、伸び悩む場面もあった。
金スポット価格はニューヨーク時間午後2時55分現在、前日比13.59ドル(0.7%)高の1オンス=2019.84ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は前日比15.10ドル(0.8%)高の2021.60ドルで終了した。
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