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英中銀委員､金利を高水準で長く維持する必要-コロナ前とは違う世界に
概要：イングランド銀行（英中央銀行）の金融政策委員会（ＭＰＣ）に今年８月から加わったグリーン委員は、インフレ抑制のために金利はしばらく高水準で推移する必要があるとの見方を示し、新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）以降は中立金利と失業率が上昇しているというメッセージを市場はまだ吸収していないと述べた。
イングランド銀行（英中央銀行）の金融政策委員会（ＭＰＣ）に今年８月から加わったグリーン委員は、インフレ抑制のために金利はしばらく高水準で推移する必要があるとの見方を示し、新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）以降は中立金利と失業率が上昇しているというメッセージを市場はまだ吸収していないと述べた。
グリーン氏は16日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、インフレ率が4.6％に低下し、賃金の伸びが弱まったことを示す最近のデータは「良いニュース」だとした上で、消費者物価指数（ＣＰＩ）のサービス部門で見られるインフレが長引く兆候を引き続き懸念していると述べた。さらに賃金の伸びは依然として「信じられないほど高い」とも話した。
同氏は「長期的な中立金利がもう少し高く、自然失業率も若干高めになる可能性があるという見方は誰もが持っているものではない」と語り、「しかし状況が落ち着けば、世界はパンデミック前とは少し違っているだろう。われわれがより長期にわたり景気抑制的でなければならない可能性が示唆される」と続けた。
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