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概要:クリーブランド連銀のメスター総裁は16日、インフレは鈍化しているものの、目標の2%まで完全に下げるには時間がかかるとの考えを示した。
金融当局は現行の金利で「望ましい態勢」-メスタ-総裁
経済見通し巡る不透明感強い、金融当局は機敏である必要
クリーブランド連銀のメスター総裁は16日、インフレは鈍化しているものの、目標の2%まで完全に下げるには時間がかかるとの考えを示した。
メスター総裁は同連銀が開催した金融安定会議の冒頭で「インフレ率は2年以上にわたって金融当局の目標を大きく上回っている」と指摘。「2%の目標をまだ上回っているが、経済全般で比較的力強さを保つ中でも、インフレに関して目に見える進展がある」と述べた。その上で「インフレ率を2%に下げるにはまだ幾分時間がかかりそうだ」と続けた。
経済見通しを巡っては多くの不確実性があるとも述べた。
経済が予想と異なる展開となれば、「2つの責務両方を達成するために金融政策は機敏である必要があり、変化する見通しとリスクに適切に対応しなければならない。現行の金利水準により、われわれはまさにこれを行う上で望ましい態勢にある」と語った。メスター総裁は今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持たない。
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