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英労働市場、予想以上の底堅さ－スラックの兆し見られず
概要：英国の労働市場は景気減速の中でも持ちこたえ、インフレ抑制に取り組むイングランド銀行（英中央銀行）が直面する課題を浮き彫りにした。
賃金の伸び減速はエコノミストの予想よりもはるかに小さく、発表後にポンドは上昇。英中銀の金利の先行きに対する市場の見方はほぼ変わらず、2024年下期に利下げが始まるまで金利は据え置かれるとみられている。
ＯＮＳが発表した雇用統計の主な内容は以下の通り。
７－９月（第３四半期）の平均賃金（総額）の伸びは7.9％に低下したが、エコノミストが予想した7.3％を大きく上回った。前四半期の伸びは8.2％に上方修正された
被雇用者数は10月に３万3000人増加。市場では減少が見込まれていた
失業率は着実な上昇を見込む英中銀の見方に反し、4.2％で変わらず
インフレ調整後の実質定期賃金は1.3％上昇。伸びは２年ぶりの大きさ
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