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概要:米サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は、インフレ抑制の進展が失速し経済が力強く推移する場合、政策金利を再び引き上げざるを得なくなる可能性があると述べた。
「恐らく再び引き上げざるを得なくなるだろう」、CNBCで発言
政策金利は十分抑制的だが、確信するとは言いがたい-デーリー総裁
米サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は、インフレ抑制の進展が失速し経済が力強く推移する場合、政策金利を再び引き上げざるを得なくなる可能性があると述べた。
デーリー総裁は10日、経済専門局CNBCとのインタビューで、インフレ率が「横ばいを続け、労働市場と国内総生産(GDP)成長率が堅調もしくは強さを維持した場合、恐らく再び引き上げざるを得なくなるだろう」と発言。「それとは反対にインフレが下がり、2%への道筋を歩み続けるならば、違う決定になる」と述べた。
デーリー総裁はインフレを連邦準備制度理事会(FRB)が目指す水準に誘導する上で、政策金利は十分に抑制的だと考えているとしつつ、確信しているとは言いがたいと話した。最新の経済データを吟味して将来の金利決定を伝達する上で、政策当局者らは柔軟な姿勢を維持しなくてはならないとデーリー総裁は強調した。
デーリー総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で議決権を持たない。インフレについては住宅を除いたサービス業界のコア指数に注目していると述べ、同指数が住居費のような他の指標ほどには低下していないことに留意を促した。
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