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概要:英ケンブリッジ大学クイーンズカレッジ学長のモハメド・エラリアン氏は、来年は金利リスクに代わり信用リスクが市場の「大きな懸念」になると指摘した。
2023年11月10日 6:49 JST
「24年は世界経済にとって23年より厳しい年になるだろう」
ボラティリティーはなくならない-発行と軟調な景気の間で綱引きに
英ケンブリッジ大学クイーンズカレッジ学長のモハメド・エラリアン氏は、来年は金利リスクに代わり信用リスクが市場の「大きな懸念」になると指摘した。
ブルームバーグ・オピニオンのコラムニストでもあるエラリアン氏は9日、ここ数十年で最も積極的な米利上げサイクル終了によって、2024年の主な関心事は米金融当局から、経済成長と債券供給を取り巻く不確実性に移るとの認識を示した。
ブルームバーグテレビジョンのインタビューで「貯蓄が徐々に取り崩され、高金利の影響が積み上がっている」と発言。「24年は世界経済にとって23年より厳しい年になるだろう」と語った。
モハメド・エラリアン氏がブルームバーグTVのインタビューで語る
Source: Bloomberg
「米金融当局が今後の金利動向に与える影響はかなり小さくなるが、残念ながら、だからといってボラティリティーがなくなるわけではない」とし、「発行と軟調な景気の間で綱引きが展開されることになろう」と述べた。
先週は、財務省による四半期定例入札の規模発表、米連邦公開市場委員会(FOMC)会合、10月の雇用統計という市場を動かす3つのイベントが重なり、米30年債相場は新型コロナウイルス禍初期以来の大幅上昇となった。過度に大きなポジションを抱えていたトレーダーが不意を突かれ、米国債のショートカバーを余儀なくされたことが、急激な巻き戻しとそれに伴う市場ボラティリティーの主因の一つと見なされた。
エラリアン氏は「われわれは皆、米国債市場の安定を望んでいる。同市場は、他の多くの市場の中心だ」とした上で、「毎日8ー15ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の変動は、米国債市場の機能にも他の市場にも良くないほか、金融システムにおける米国の地位にとっても良くない」と述べた。
また、社債と国債供給が利回りの動向を左右する主な要因になると予想している。
「米国債を除けば、市場のボラティリティーを理由に発行はかなり少ない」と指摘。「実施されるべき発行は多く、なされるべき国債発行も多いが、買い手については疑問符が付く」と話した。
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