简体中文
繁體中文
English
Pусский
日本語
ภาษาไทย
Tiếng Việt
Bahasa Indonesia
Español
हिन्दी
Filippiiniläinen
Français
Deutsch
Português
Türkçe
한국어
العربية
概要:金利トレーダーは、過去数十年で最も急激な世界的金融引き締めは終わったとみて、2024年半ばから金融緩和が始まると予想している。
コンテンツにスキップする
2023年11月9日 22:13 JST
市場は世界の政策金利の平均が1年以内に低下するとみている
利下げ見込む賭けはこれまで裏目に、インフレや成長底堅く
金利トレーダーは、過去数十年で最も急激な世界的金融引き締めは終わったとみて、2024年半ばから金融緩和が始まると予想している。
ブルームバーグがまとめたデータによると、スワップ市場は先進国・地域の政策金利の平均が今後6カ月は動かないとの予想を示唆している。ブルームバーグがまとめたデータによれば、市場が半年にわたる期間で利上げを織り込まないのは2年ぶりだ。
1年以内の0.5ポイントの金利低下も織り込まれており、緩和予想は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)以降で最大。
欧州、米国、オーストラリアで、今月に入って債券価格は反発した。物価上昇圧力が後退すれば、近いうちに引き締めに歯止めが掛かることにトレーダーらが賭けているためだ。
これは危険な賭けとも言える。これまでは、インフレが予想以上に執拗(しつよう)でリセッション(景気後退)予想も実現しなかったため、こうした賭けは裏目に出てきた。
TDセキュリティーズの金利ストラテジスト、プラシャント・ニューナハ氏(シンガポール在勤)は「世界のデータを見る限り、政策金利の上昇は需要を鈍化させる方向に働いており、原油価格も同様の動きを示している」と述べた。
米連邦準備制度が利上げ終了の可能性を示唆したため、米10年債利回りは先月に達した16年ぶり高水準から0.5ポイント余り低下して約4.5%となった。オーストラリア準備銀行(中央銀行)がさらなる引き締めのハードルが高くなったことを示唆した後、豪10年債の利回りは月初から0.4ポイント余り低下している。
日本銀行は超緩和的政策脱却の地ならしをしており、豪中銀は今週利上げを再開したが、世界の政策金利見通しは変化している。金利トレーダーは豪中銀が2024年半ばに利上げしたとしても、今から1年後の政策金利は現行水準と同じと予想している。
欧州中央銀行(ECB)は利下げサイクルに入る可能性が最も高いと見なされており、トレーダーは来年4月の会合で利下げが実施される確率を68%とみている。
政策委員会メンバーのビレロワドガロー・フランス中銀総裁は9日、利下げについて話すのは時期尚早だと述べ、「インフレ率が2%に戻ると誰もが確信した」ときに行われるだろうと付け加えた。
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。