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概要:スイスの銀行UBSグループは、永久劣後債(その他Tier1債=AT1債)の募集を開始した。クレディ・スイス・グループの救済買収に絡む混乱の中で170億ドル(約2兆6000億円)相当のAT1債が無価値となって以降、初めてAT1債を発行する。
2023年11月8日 19:30 JST
条件は割安、「かなりの応募超過になる」-エイゴン・アセット
普通株に転換できる仕組みも含まれている-クレディSの教訓
スイスの銀行UBSグループは、永久劣後債(その他Tier1債=AT1債)の募集を開始した。クレディ・スイス・グループの救済買収に絡む混乱の中で170億ドル(約2兆6000億円)相当のAT1債が無価値となって以降、初めてAT1債を発行する。
事情に詳しい関係者が匿名を条件に述べたところによると、UBSはドル建てAT1債を、5年後と10年後の繰り上げ償還条項付きの2本立てで発行する予定。最初の価格交渉は、期間が短い方が10%程度、長い方は10.125%程度の金利を示唆している。条件は7日にも決定される可能性がある。
UBSの担当者はAT1債の発行を認めつつ、詳細に関するコメントを控えた。
この新規発行は、UBSが株式のみに頼ることなく中核的自己資本要件を満たすための重要なバッファーを維持するのに役立つ。ブルームバーグがまとめたデータによると、UBSは最近、7億シンガポール・ドル(約780億円)のAT1債を繰り上げ償還したほか、25億米ドルのAT1債が来年1月に最初の繰り上げ償還可能日を迎える。
今回のAT1債には、一定の条件が満たされた場合に普通株に転換できる仕組みも組み込まれている。
エイゴン・アセット・マネジメントのクレジット調査責任者、ローレント・フリングス氏は、「同業他社に比べて割安に見え、かなりの応募超過になるだろう」と述べた。株式転換の仕組みは、クレディ・スイスの混乱を教訓としたのだろうが、これもポジティブだと指摘した。
クレディ・スイスの場合のように株主が何かを得る一方でAT1債保有者は全てを失う可能性を考えると、AT1債が株式に転換される仕組みは間違いなく優れていると、フリングス氏は語った。
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