ウーバー、ホリデーシーズンは好調見込む－配車・食品宅配の需要堅調

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2023年11月7日 23:03 JST

７－９月売上高は市場予想に届かず－会計上の変更が要因

• 中核事業は「かつてないほど好調」－コスロシャヒＣＥＯ

米ウーバー・テクノロジーズが７日発表した７－９月（第３四半期）決算は売上高が予想に届かなかったものの、10－12月については好調な業績見通しを示し、ホリデーシーズンにおける配車・食品宅配サービスへの重要が旺盛なことを示唆した。

10－12月のグロスブッキング（配車と食品宅配、貨物輸送を含む）は365億－375億ドル（約５兆5000億－５兆6500億円）、調整後のＥＢＩＴＤＡ（利払い・税金・減価償却・償却控除前利益）は11億8000万－12億4000万ドルをそれぞれ見込む。ブルームバーグがまとめた市場予想はグロスブッキングが363億ドル、調整後ＥＢＩＴＤＡが11億5000万ドルだった。

７－９月の売上高は11％増の92億9000万ドルで、市場予想の95億3000万ドルを下回った。ウーバーでは、伸び鈍化は会計の変更に絡むものだと説明している。

グロスブッキングは21％増の353億ドル、調整後ＥＢＩＴＤＡは10億9000万ドルで、いずれも市場予想を上回った。

営業利益は３億9400万ドル、前年同期は４億9500万ドルの損失だった。ウーバーは４－６月に初めて営業黒字化を果たしていた。

ウーバー株下落、初の営業黒字も市場は成長ペースの維持巡り懸念 (1)

ダラ・コスロシャヒ最高経営責任者（ＣＥＯ）は声明で「今年最大の書き入れ時を迎え、中核事業はかつてないほど好調だ」との認識を示した。

ブルームバーグ・セカンド・メジャーによると、９月時点で米ライドシェア市場におけるウーバーのシェアは74％。ライバルのリフトは26％となっている。