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ゴールドマン、資産運用チームのインセンティブ報酬引き上げ－関係者
概要：米ゴールドマン・サックス・グループは、資産運用チームの報酬体系を見直し、ファンドの運用成績が好調な場合の報酬を引き上げる。
ライバルの投資会社と同水準目指す、人材流出を防ぐ狙いも
デービッド・ソロモン最高経営責任者（ＣＥＯ）
ファンド利益の一部を運用者が受け取る「キャリードインタレスト」は通常、従業員と銀行自体の口座で分配される。新しい仕組みでは、投資チームはキャリー・プールの40％から50％を受け取ることになると、この関係者は話した。多くのファンドで30－40％から引き上げられる。
手数料を得るオルタナティブ資産を2670億ドル（約40兆円）運用するゴールドマンは、報酬をライバル投資会社と同水準にすることを目指しており、こうした見直しでライバル会社への人材流出の防止も図る。
ゴールドマンの報酬は過去数年よりも注目度が高まりそうだ。2021年に巨額報酬が支払われた後に急減するという大きな変動が続いたためだ。ゴールドマンの上級幹部が報酬として取り置く金額について年末に話し合う準備を進める中、２年連続の減益にもかかわらず、今年の支給額への影響は小幅にとどまるとの期待感がすでに浮上している。
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