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ＵＢＳ、クレディ・スイス行員引き留めで約750億円支払い
概要：スイスの銀行ＵＢＳグループは、クレディ・スイス・グループの一部行員に合計で約５億ドル（約750億円）を支払った。買収が決まった後の不透明な時期に行員が退社するのを防ぐのが目的だった。
スイスの銀行ＵＢＳグループは、クレディ・スイス・グループの一部行員に合計で約５億ドル（約750億円）を支払った。買収が決まった後の不透明な時期に行員が退社するのを防ぐのが目的だった。
ＵＢＳは７日発表した７－９月（第３四半期）決算報告の中で「買収完了と統合の初期段階を支えるため、買収日前にクレディ・スイスの選ばれた行員」に支払いを提案したと説明した。政府主導による買収は３月に発表され、６月に完了した。
買収が発表された直後から、競合行が将来に不安を抱く行員の引き抜き策を強化したため、重要な人員のモチベーションを維持することが大きな課題となった。
ＵＢＳは人材引き留めのため、ウェルスマネジメント責任者のイクバル・カーン氏がアジアなどを回り、残留パッケージを約束したと当時ブルームバーグが報じていた。
７日の発表によると、買収に先立ちクレディ・スイスの行員に提供されたパッケージは７－９月期に２億1900万ドルのコストをもたらした。同四半期の「統合関連」人件費は10億ドルに上った。
ＵＢＳは同時に、コスト圧縮のための人員削減も進めている。
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