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概要:株式6割・債券4割の伝統的な「60・40ポートフォリオ」は死んではおらず、それどころか向こう10年間は現金よりもはるかに魅力的な投資になると、JPモルガン・アセット・マネジメントが指摘した。
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2023年10月19日 13:57 JST
向こう10年間に現金資産の成績を年4.1ポイント上回る公算
さらにリターンを高めるためにオルタナティブ投資も勧めている
株式6割・債券4割の伝統的な「60・40ポートフォリオ」は死んではおらず、それどころか向こう10年間は現金よりもはるかに魅力的な投資になると、JPモルガン・アセット・マネジメントが指摘した。
資産の60%を株式、40%を米国債に投資する戦略は、向こう10年間に現金資産のパフォーマンスを年4.1ポイント、インフレ率を4.5ポイント上回る見込みだと、JPモルガン・アセットのストラテジストが2024年の資本市場の状況を展望したリポートで指摘。最近ではマネー・マーケット・ファンド(MMF)の金利が5%を超えているにもかかわらず、同社はこうした見通しを示した。
昨年、世界金融危機以来最悪のパフォーマンスを記録したことで、60・40ポートフォリオには批判的な声が高まっている。より最近では、ブルームバーグの60・40モデルの指標が7月以降に約4%下落。米国債市場の混乱が株式と債券の同時売りに拍車をかけ、投資家がより安全な資産に殺到していることが背景にある。
JPモルガンのマネーマネジャーが顧客から最も多く受ける質問は、「なぜ現金からシフトしなければならないのか」だと、JPモルガン・グローバル・ウェルスマネジメントでマルチアセットとポートフォリオソリューションズのグローバル責任者を務めるモニカ・イッサー氏が17日の円卓会議で指摘した。
しかし、現金資産の金利はピークを付けつつあり、今後5-10年間に2-2.5%程度で推移すると見込まれるため、他の資産の方がより魅力的なリターンを提供するだろうと同氏は語った。
ただ、60・40ポートフォリオは長期的には有望であるものの、特に株式と債券の相関がもはや必ずしもマイナスではなくなっているため、JPモルガンはリターンを高めるために多くのオルタナティブ投資の選択肢も勧めている。
伝統的な資産構成に、プライベートエクイティー(PE、未公開株)や不動産、商業用住宅ローンなどのオルタナティブ投資を25%補完することで、投資家は向こう10年間にリスクを抑えながら、リターンをさらに年間0.6ポイント押し上げることができるという。
JPモルガンの分析によると、現金資産100ドル(約1万5000円)の10年後の価値は133ドルにとどまる。一方、同じ金額を60・40ポートフォリオに投資した場合、197ドルに増加する。これにオルタナティブ投資を加えると208ドルになる。
「投資家は現在、米財務省短期証券(TB)への投資によって限られたリスクで5%の利回りを得られるかもしれないが、長期的にはリターンの複利効果を得る機会を逃すということを忘れてはならない」とストラテジストらは指摘した。
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