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米新規失業保険申請、19万8000件に減少－１月以来の低水準
概要：先週の米新規失業保険申請件数は１月以来の水準に減少。労働市場が引き続き堅調に推移していることを示唆した。
「労働市場は依然として熱を帯びている」－エコノミストが指摘
失業保険の継続受給者数は173万人に増加、７月以来の高水準
上段：新規失業保険申請と４週移動平均、下段：継続受給者数
失業保険の継続受給者数は10月７日終了週に173万人に増加。こちらは７月以来の高水準となり、職を失った人が新たな仕事先を見つけるのがより困難になっている可能性を映し出している。
申請件数は新型コロナ禍が始まって以降の低水準に近く、労働市場はエコノミストの予想を覆し続けている。企業の雇用意欲は依然として高く、各業界は堅調なペースで雇用を増やしている。
サンタンデールＵＳキャピタル・マーケッツの米国担当チーフエコノミスト、スティーブン・スタンレー氏は「需要は緩やかになりつつあるが歴史的に見れば引き続き強く、レイオフは標準を大幅に下回っている」とし、「労働市場は依然として熱を帯びている」と同統計発表後のリポートで指摘した。
今後の見通しとしては、全米自動車労働組合（ＵＡＷ）によるストライキが失業保険申請件数の増加につながる可能性がある。ステランティスとゼネラル・モーターズ（ＧＭ）、フォード・モーターはこれまでに数千人の従業員を一時帰休としている。
失業保険申請件数のデータは週によって変動が大きくなりやすい。特に祝日の前後でその傾向が強く、今回はコロンバスデーを含む週だった。より変動の少ない失業保険申請の４週移動平均は７週連続で減少し、２月以来の低水準となった。
申請件数は季節調整前ベースでは18万1181件に減少。州別ではテキサスとニューヨーク、カリフォルニアでの減少が目立った。
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