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概要:米ホテル運営大手ウィンダム・ホテルズ・アンド・リゾーツは17日、同業チョイス・ホテルズ・インターナショナルから受けた買収提案を拒否したと明らかにした。買収案はウィンダムの潜在的な成長力を著しく過小評価しており、規制当局による審査が長引くリスクがある点を理由に挙げた。
米ホテル運営大手ウィンダム・ホテルズ・アンド・リゾーツは17日、同業チョイス・ホテルズ・インターナショナルから受けた買収提案を拒否したと明らかにした。買収案はウィンダムの潜在的な成長力を著しく過小評価しており、規制当局による審査が長引くリスクがある点を理由に挙げた。
チョイスは同日、現金と株式による1株当たり90ドル、債務引き受けを含めウィンダムの価値を約98億ドル(約1兆4700億円)と評価する買収案を公表。両社は数カ月前から合併の可能性について協議してきたが、ウィンダムが交渉の打ち切りを決めたため、公表に踏み切ったと説明した。
両社の合併が実現すれば、低予算ホテルの分野で業界大手が誕生する。ウィンダムは「デイズ・イン」、「ラマダ」、「スーパー8」など24のブランドで9000軒余りのホテルを運営。チョイスは中間価格帯、長期滞在型、エコノミーを含め、約7500軒のホテルを展開している。
チョイスは4月、1株当たり80ドルでの買収をウィンダムに提案。最終的には1株90ドルまで買収価格を引き上げ、現金の比率を55%に高めていた。
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