简体中文
繁體中文
English
Pусский
日本語
ภาษาไทย
Tiếng Việt
Bahasa Indonesia
Español
हिन्दी
Filippiiniläinen
Français
Deutsch
Português
Türkçe
한국어
العربية
概要:18日の米株式市場で金融大手モルガン・スタンレーの株価が急落。2020年6月以来の大幅な下げとなった。7-9月(第3四半期)は投資銀行部門が不振だったほか、ウェルスマネジメント部門の収入も予想に届かず、減益となった。
ウェルスマネジメント事業の新規資産流入ペースは鈍化
全てがディールメーキングの回復を物語っている-CFO
18日の米株式市場で金融大手モルガン・スタンレーの株価が急落。2020年6月以来の大幅な下げとなった。7-9月(第3四半期)は投資銀行部門が不振だったほか、ウェルスマネジメント部門の収入も予想に届かず、減益となった。
債券トレーディング収入は11%減少、ディールメーキングの手数料も伸び悩んだ。ウェルスマネジメント事業の収入は64億ドル(約9600億円)とアナリスト予想を下回り、新規資金の純流入額は357億ドルと前四半期の895億ドルから落ち込んだ。
株価は一時7.9%下落し、決算発表後の下げとしては少なくともこの10年間で最大の下落率となった。ニューヨーク時間午前11時31分現在では6.2%安。年初から前日までの下落率5.5%より大きな下げとなっている。
シャロン・イェシャヤ最高財務責任者(CFO)はインタビューで「強弱入り交じった環境で堅調な業績を残せた。M&A(企業の合併・買収)に関し当社が10月ー12月期入り後に発表できた案件は、前年同期比で50%増えた。継続案件は引き続き増加している」とし、全てが回復を物語っていると話した。
動画:モルガン・スタンレーが第3四半期決算を発表
Source: Bloomberg
減益ではあったが純利益はアナリスト予想を上回った。ジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)はM&Aや資本調達の回復に期待を示しており、低迷していた投資銀行手数料収入は底を打ち、今後数カ月で回復して来年には平常に戻るだろうと前四半期に述べていた。
第3四半期の純利益は24億4000万ドル(1株当たり1.38ドル)。1株利益はブルームバーグが調査したアナリストの予想平均1.30ドルを上回った。
モルガン・スタンレーは今年、ウェルスマネジメント事業の税引き前利益をほぼ倍増させ、年間120億ドルとする計画を発表していたが、7-9月期の資金流入ペースは1-6月から大きく減速した。
第3四半期の債券トレーディング収入は19億5000万ドル。予想は18億3000万ドルだった。株式トレーディング収入は25億1000万ドル。
M&A助言の手数料は3分の1余り減少し、4億4900万ドルだった。
株式引き受け手数料は2億3700万ドルと低迷が続いた。大型案件である英半導体設計会社アーム・ホールディングスの新規株式公開(IPO)業務から、モルガン・スタンレーは外されていた。
その他の主な決算内容
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。