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【欧州市況】株は小反発、ポーランド資産急騰－英独債反落
概要：16日の欧州株は小反発。イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突がこれ以上エスカレートしないよう外交努力が続いていることが一定の安心材料となった。決算シーズンの開始にも市場は備えている。
16日の欧州株は小反発。イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突がこれ以上エスカレートしないよう外交努力が続いていることが一定の安心材料となった。決算シーズンの開始にも市場は備えている。
ストックス欧州600指数は0.2％上昇。小売りや鉱業、旅行関連が上げを主導した。ヘルスケアは軟調。ファイザーが業績見通しを引き下げ、業界全体でセンチメントが悪化した。
一方、ポーランドの代表的な株価指数は５％余りの上げ。15日の総選挙で野党陣営が議会過半数を獲得する見通しとなり、同国が欧州主流派の路線に回帰するとの期待が広がった。
ポーランド総選挙、親ＥＵ野党勢力が過半数確保へ－通貨と株急騰 (2)
債券
欧州債市場では、ドイツ債と英国債の利回り曲線がベアスティープ化。中東情勢のエスカレートがひとまず抑えられ、先週末の安全資産需要が巻き戻された。
イタリア債はブルスティープ化。同国債利回りが一定の水準に達すれば財政に影響が出るとの見解をジョルジェッティ経済財務相が否定し、「スプレッドの水準にレッドラインもイエローラインも何もない」とローマで記者団に語った。
10月16日の欧州マーケット概観（表はロンドン午後６時現在）
| 株 | 終値 | 前営業日比 | 変化率 |
|---|---|---|---|
| ストックス欧州株600 | 450.20 | +1.02 | +0.23% |
| 英ＦＴ100 | 7,630.63 | +31.03 | +0.41% |
| 独ＤＡＸ | 15,237.99 | +51.33 | +0.34% |
| 仏ＣＡＣ40 | 7,022.19 | +18.66 | +0.27% |
| 債券 | 直近利回り | 前営業日比 |
|---|---|---|
| 独国債2年物 | 3.16% | +0.02 |
| 独国債10年物 | 2.79% | +0.05 |
| 英国債10年物 | 4.48% | +0.10 |
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