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米Ｊ＆Ｊ、2023年の売上高見通しを上方修正－医薬品部門が好調
概要：米医薬品大手のジョンソン・エンド・ジョンソン（Ｊ＆Ｊ）は2023年の売上高見通しを上方修正した。７－９月（第３四半期）決算では、25年初めにジェネリック（後発医薬品）との競合が予想される乾癬（かんせん）治療薬「ステラーラ」など、一部の薬品が売上高予想を上回った。
米医薬品大手のジョンソン・エンド・ジョンソン（Ｊ＆Ｊ）は2023年の売上高見通しを上方修正した。７－９月（第３四半期）決算では、25年初めにジェネリック（後発医薬品）との競合が予想される乾癬（かんせん）治療薬「ステラーラ」など、一部の薬品が売上高予想を上回った。
乾癬（かんせん）および掌蹠（しょうせき）膿疱（のうほう）症の治療薬「トレムフィア」のような過去10年間に承認された医薬品は予想を上回った。医療技術事業は今年前半に急成長していたが、予想を下回った。
Ｊ＆Ｊは７－９月にコンシューマーヘルス事業をスピンオフ（分離・独立）し、製薬と医療技術事業のみを残した。同社が成長のために両事業をどのように活用し、新薬で力強い売り上げを実現できるかどうかに注目が集まっている。
通期の営業売上高見通しについては844億－848億ドルと、８月時点の予想である836億－844億ドルから上方修正した。調整後の１株当たり利益は10.07－10.13ドルになるとの見通しを示した。従来予想は10－10.10ドル。
医薬品部門の７－９月売上高は139億ドルに達し、予想平均の135億ドルを上回った。医療機器部門の売上高は75億ドルで、市場予想の75億9000万ドルを下回った。
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