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概要:欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバー、ベルギー国立銀行(中銀)のウンシュ総裁は、パンデミック期に購入した約1兆7000億ユーロ(約270兆円)に上る債券のロールオフ(償還に伴う保有債券の減少)の早期開始を検討すべきだと主張した。
ウンシュ・ベルギー中銀総裁はブルームバーグのインタビューで発言
イタリア債利回りの上昇、議論に大きな影響及ぼすべきではない
欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバー、ベルギー国立銀行(中銀)のウンシュ総裁は、パンデミック期に購入した約1兆7000億ユーロ(約270兆円)に上る債券のロールオフ(償還に伴う保有債券の減少)の早期開始を検討すべきだと主張した。
ECBはパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)で購入し満期を迎えた債券の償還金について、2024年末まで再投資を続ける意向を表明している。だがウンシュ氏は12日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「現時点でそうする強力な理由があるとは考えていない」と語った。
動画:ブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じるウンシュ・ベルギー中銀総裁
Source: Bloomberg
ウンシュ氏は「この議論を少なくとも再開することを自分は支持している」と述べ、「PEPPの再投資を停止する状況について、考える必要がある」と呼び掛けた。
債券市場ではこのところイタリア債利回りが急上昇しているが、それが議論に大きな影響を及ぼすべきではないとの考えも示唆し、「停止が少し早いか遅いかで大きな差が生まれるような状況は望まない。それは問題が生じていることを意味するからだ」と論じた。
マクルーフ・アイルランド中銀総裁は11日のインタビューで、 イタリア債のユーロ圏の他の国債に対するスプレッド拡大をECBは警戒するとし、「イタリアで起きていることは、政策を巡る同国内のテールリスクに対する市場の見方であると同時に、他国と比較した際のイタリアに対する相対的な見方だ」と指摘。「ECBが細心の注意を向ける対象であることは間違いない」と述べていた。
イタリア国債のスプレッド拡大、ECBは警戒怠らず-マクルーフ氏
ウンシュ氏はインフレに関し、ECBの最近の経済予測に沿ってインフレ率が低下してきていることに「ほっとしている」と発言。「インフレの数字が予測に沿って動き続けるなら、これ以上の利上げは必要ないだろう」と述べた。
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