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概要:リッチモンド連銀のバーキン総裁は5日、米国債利回りの急上昇は堅調な経済指標と大量の国債供給を反映したものだとし、利回りは過去に見られた一段と正常な水準に戻りつつあるとの認識を示した。ノースカロライナ大学ウィルミントン校主催のイベントで述べた。
リッチモンド連銀総裁、金利の行方は労働市場が鍵を握ると指摘
ソフトランディング実現への「道筋は狭い」-バーキン総裁
リッチモンド連銀のバーキン総裁は5日、米国債利回りの急上昇は堅調な経済指標と大量の国債供給を反映したものだとし、利回りは過去に見られた一段と正常な水準に戻りつつあるとの認識を示した。ノースカロライナ大学ウィルミントン校主催のイベントで述べた。
バーキン氏はインフレ抑制にさらなる取り組みが必要かどうか、政策担当者には見極める時間があるとし、年内追加利上げの是非を判断するのは時期尚早との考えを改めて示した。
「もう十分やったのか、もっとやるべきことがあるのか、見極める時間はある」とし、「今後の道筋は、インフレ圧力がピークを過ぎたと確信できるか、なお持続するとみるかに左右される。その手がかりを求め、労働市場を注意深く見守りたい」と述べた。
また、米経済がリセッション(景気後退)を回避してソフトランディング(軟着陸)を実現できる「道筋は狭い」との認識も示した。バーキン氏は今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持たない。
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