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「米軟着陸」論議、金融危機前の2007年の状況に類似－コラノビッチ氏
概要：ＪＰモルガン・セキュリティーズのチーフ・グローバルマーケッツ・ストラテジスト、マルコ・コラノビッチ氏は２日、米利上げ終了見通しや底堅い個人消費、労働市場の力強さ、ソフトランディング（軟着陸）の展望などを投資家がもてはやしている様子は、金融危機前の2007年のセンチメントに類似しているとの見解を示した。
ＪＰモルガン・セキュリティーズのチーフ・グローバルマーケッツ・ストラテジスト、マルコ・コラノビッチ氏は２日、米利上げ終了見通しや底堅い個人消費、労働市場の力強さ、ソフトランディング（軟着陸）の展望などを投資家がもてはやしている様子は、金融危機前の2007年のセンチメントに類似しているとの見解を示した。
コラノビッチ氏は顧客向けリポートで、状況は必ずしも07－08年と同じでないが、警戒を要するのに十分な類似点があると指摘。「07年の危機に先立って、投資家が現在と全く同じトピックについて話していたのは注目に値する。それは米利上げ停止や個人消費の底堅さ、ソフトランディング、力強い雇用などだ」とコメントした。
その上で、ドル相場やブレント原油先物、債券利回りの上昇は引き続き「問題」であり、「究極的には持続不可能な組み合わせだ」と論評。債券相場の下落は、金利が「より長くより高く」推移することが痛みをもたらすことになるサインと受け止めることができるの認識を示した。
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