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メスター総裁、年内追加利上げ後しばらくの間据え置き必要も
概要：米クリーブランド連銀のメスター総裁は２日、インフレ率を２％の目標に回帰させるには、金融当局が年内にもう１回追加利上げを実施した上で、しばらくの間高めの水準に据え置くことが必要になる公算が大きいとの見解を示した。
米クリーブランド連銀のメスター総裁は２日、インフレ率を２％の目標に回帰させるには、金融当局が年内にもう１回追加利上げを実施した上で、しばらくの間高めの水準に据え置くことが必要になる公算が大きいとの見解を示した。
ただ、インフレや経済成長を巡る見通しのリスクとして、中国経済の減速や全米自動車労組（ＵＡＷ）によるストライキ長期化の恐れ、11月17日までのつなぎ予算が切れた後の連邦政府機関閉鎖の可能性などを挙げ、最終判断は経済動向次第だと指摘した。
総裁はイベント向けに準備した講演テキストで、「年内にフェデラルファンド（ＦＦ）金利をもう１回引き上げ、しばらくの間そこに据え置く必要があるのではないかと考えられる」とし、その間に「経済動向に関する情報をさらに蓄積し、既に生じている金融状況引き締まりの効果を評価する」と説明した。
「ＦＦ金利を現行水準よりも引き上げる必要があるかどうかや、どの程度の期間にわたり景気抑制的な政策を維持する必要があるかは、見通しと比較して経済情勢がどのような展開となるかに左右されるだろう」とメスター総裁は語った。
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