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概要:米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は2日、米金融当局は良好な労働市場を持続的な期間にわたって実現することに注力していると述べた。
物価安定、健全な経済の基盤-ラウンドテーブルで発言
金利や景気に関する短期的な見通しに関してはコメントせず
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は2日、米金融当局は良好な労働市場を持続的な期間にわたって実現することに注力していると述べた。
パウエル氏はペンシルベニア州ヨークで開かれたラウンドテーブルで、良好な労働市場が長期間にわたって続く時には実質賃金の上昇に加え、「多くの良いことが起こる」と発言。受刑者に出所の1年前から就労に備えさせるプログラムなど、労働力人口を増やすための取り組みが拡大していることを例に挙げた。
ただ、良好な労働市場による恩恵を実現するためには「物価安定が必要なことも明確に示されている」とし、「物価安定は、何年にもわたって景気全般の基盤となるまさに重要な一要素だ」と続けた。
同ラウンドテーブルにはフィラデルフィア連銀のハーカー総裁も参加した。両氏はいずれも金利や経済に関する短期的な見通しについてはコメントしなかった。
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