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概要:29日の米株式市場ではS&P500種株価指数が反落。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が「しばらくの間」、政策金利を高水準で維持する姿勢を示したため、売りが優勢になった。米国債相場も上値が重くなった。
ウィリアムズ総裁、「しばらくの間」高金利維持する姿勢示す
米政府機関の閉鎖見通しと自動車スト拡大も弱材料
29日の米株式市場ではS&P500種株価指数が反落。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が「しばらくの間」、政策金利を高水準で維持する姿勢を示したため、売りが優勢になった。米国債相場も上値が重くなった。
ニューヨーク連銀総裁、米利上げが既に完了した可能性を示唆
株式 | 終値 | 前営業日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
S&P500種株価指数 | 4288.05 | -11.65 | -0.27% |
ダウ工業株30種平均 | 33507.50 | -158.84 | -0.47% |
ナスダック総合指数 | 13219.32 | 18.04 | 0.14% |
大型ハイテク株で構成するナスダック100指数は上げ幅を縮小し、ほぼ変わらずで終えた。
エバーコアISIの中央銀行戦略の責任者、クリシュナ・グハ氏はリポートで「金融当局は24年の金利見通しについて厳しい姿勢を取りながらも、追加利上げが必要かどうかという今この瞬間の判断については現実的なアプローチを取り、結局は利上げを見送るとわれわれは考えている。ウィリアムズ総裁のコメントは全体として、この見解を後押しするものだ」と指摘した。
米政府機関が閉鎖されるとの見通しに加え、全米自動車労組(UAW)がゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モーターに対するストライキを拡大する計画であることも米経済に対する楽観を弱めた。
米UAWのスト拡大、GMとフォードで決行-ステランティス回避
米国債
米国債市場では10年債利回りが前日からほぼ変わらず。
国債 | 直近値 | 前営業日比(bp) | 変化率 |
---|---|---|---|
米30年債利回り | 4.70% | -0.2 | -0.04% |
米10年債利回り | 4.58% | 0.0 | 0.01% |
米2年債利回り | 5.05% | -1.3 | -0.25% |
米東部時間 | 16時54分 |
米資産運用会社ブラックロックのラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)は、地政学やサプライチェーンの変化でインフレがさらに持続的になるという考えに基づき、米10年債利回りは5%を超えると見込んでいる。
ブラックロックCEO、米10年債利回り5%突破へ-インフレは持続
UBSグローバル・ウェルス・マネジメントの米州最高投資責任者(CIO)、ソリタ・マルチェリ氏は「最終的にハードランディングになろうが、ソフトランディングになろうが、今後1年に米国と世界の経済活動は減速すると考える」と語った。期間5ー10年の債券に引き続き強気だとした上で、「エネルギー価格は最近高騰しているものの、インフレ低下で債券の実質リターンは高まるはずだ」と述べた。
外為
外国為替市場ではドルが軟調。米政府機関閉鎖で金利や経済成長の先行きが不透明になるとの懸念が重しになったほか、コアPCE価格指数の鈍化で追加利上げ観測が後退した。
為替 | 直近値 | 前営業日比 | 変化率 |
ブルームバーグ・ドル指数 | 1265.94 | -0.29 | -0.02% |
ドル/円 | ¥149.37 | ¥0.06 | 0.04% |
ユーロ/ドル | $1.0573 | $0.0007 | 0.07% |
米東部時間 | 16時56分 |
ブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時0.5%低下したが、ほぼ変わらずで終えた。ニューヨーク連銀の発言を受けて持ち直した。四半期ベースでは2.7%上昇し、2022年第3四半期以来の大幅高となった。
円は対ドルで小幅安。早い時間には148円台に上昇する場面もあったが、午後の取引では149円台前半で推移した。
ラボバンクのシニア外為ストラテジスト、ジェーン・フォリー氏はブルームバーグテレビジョンで、「日本経済や成長見通しを一段と悪化させる円安水準がある。日銀が政治的に現在の政策を維持するのが非常に困難になる水準に達しつつある」と話した。
ユーロは対ドルで一時0.5%高の1ユーロ=1.0617ドルとなった。週間では0.8%安と、11週連続の下げ。月間では5月以来の大幅安。
ノムラ・インターナショナルの為替ストラテジスト、ジョーダン・ロチェスター氏はリポートで、ユーロが対ドルで年末までに1.02ドルに下落すると予想した上で、「エネルギー価格が上昇を続ければ、等価に達する」可能性もあるとの見方を示した。
原油
ニューヨーク原油先物相場は続落。一時は上昇していたが、米国株の下げに連られるなどして下落に転じた。
ただ、7-9月期は四半期として2022年1-3月期以来の大幅上昇となった。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」による供給削減や、米オクラホマ州クッシング貯蔵施設の原油在庫が極めて低い水準に落ち込んでいることが背景にある。
金価格に連動するETFからの資金流出は、週間ベースで6月以来の大きさとなる見通し。
スポット価格はニューヨーク時間午後3時20分現在、前日比0.8%安の1オンス=1849.54ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は12.50ドル(0.7%)下げ、1866.10ドルで引けた。
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