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概要:28日の米株相場は上昇。夕方にパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が講演したが、事前に配布された原稿によれば、政策金利の見通しについての発言はなかった。
株は大型ハイテク銘柄高い、FRB議長は金融政策について発言せず
ドル指数は7日ぶりに低下-「単なる調整」とBBHのシン氏
28日の米株相場は上昇。夕方にパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が講演したが、事前に配布された原稿によれば、政策金利の見通しについての発言はなかった。
株式 | 終値 | 前営業日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
S&P500種株価指数 | 4299.70 | 25.19 | 0.59% |
ダウ工業株30種平均 | 33666.34 | 116.07 | 0.35% |
ナスダック総合指数 | 13201.28 | 108.43 | 0.83% |
エヌビディアやメタ・プラットフォームズ、テスラなどの大型株が買われ、ハイテク銘柄中心のナスダック100指数を押し上げた。またフォード・モーターとゼネラル・モーターズ(GM)も高い。ブルームバーグ・ニュースは、事情に詳しい複数の関係者の話として、全米自動車労組(UAW)は少なくとも30%の賃上げを大手自動車メーカー3社に要求する考えだと報じた。UAWは当初40%ほどの賃上げを求めていた。
全米自動車労組、30%以上の賃上げ目標と関係者-当初は40%要求 (1)
この日は金融当局者からハト派寄りの発言が聞かれたほか、4-6月(第2四半期)の米実質国内総生産(GDP)確定値で個人消費の伸びが改定値のほぼ半分に下方修正され、金融当局がタカ派的な発言を幾分か軟化させるとの期待が再び広がった。
ただナスダック100とS&P500種500種は9月、月間ベースで今年最悪のパフォーマンスとなりそうだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)は9月の会合で主要政策金利の据え置きを決定した。
リッチモンド連銀のバーキン総裁は、ブルームバーグテレビジョンで、追加利上げが必要かどうか判断するのは時期尚早だと語った。またシカゴ連銀のグールズビー総裁は、インフレ抑制には著しい失業率の悪化が必要だとする伝統的な経済理論を金融政策担当者は過度に重視すべきではないとの考えを示し、固執すれば政策金利を必要以上に引き上げるリスクがあると述べた。
シカゴ連銀総裁、従来の経済理論に固執すれば過度な利上げ招く恐れ
4-6月の米個人消費の確定値は前期比で年率0.8%増と、約1年ぶりの低い伸び。実質GDP確定値は2.1%増で、改定値から変わらずだった。また先週の新規失業保険申請件数は予想ほど増えなかった。
米GDP個人消費、4-6月確定値は大幅下方修正-1年ぶり低調 (2)
HSBCアセット・マネジメントのグローバル・チーフ・ストラテジスト、ジョゼフ・リトル氏はブルームバーグテレビジョンで「多くの投資家は、主要な西側諸国の経済にとって適切な中長期の金利水準に対する見方を修正しつつある」と指摘。
「そうした状況の中で株式市場では、投資家が2024年の利益予想を引き上げている」とし、「債券利回りの上昇で、株式相場では割高感が強まっているというのがほぼ一致した見方だ。状況はますます悪化しつつある。現時点では多くの難題がある」と語った。
米国債
米国債相場は午後にかけて上昇。期間短めの債券がアウトパフォームした。10年債は4日ぶりの反発となり、利回りは低下した。
国債 | 直近値 | 前営業日比(bp) | 変化率 |
---|---|---|---|
米30年債利回り | 4.71% | -1.3 | -0.27% |
米10年債利回り | 4.58% | -3.1 | -0.67% |
米2年債利回り | 5.06% | -7.5 | -1.46% |
米東部時間 | 16時56分 |
朝方、米GDPと新規失業保険申請件数の発表後には一時売られ、10年債利回りは4.68%を上回る場面もあった。
外為
外国為替市場ではドルが下落。円は対ドルで5日ぶりに上昇した。鈴木俊一財務相が3日連続で円安の動きをけん制したことが支えとなった。
為替 | 直近値 | 前営業日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
ブルームバーグ・ドル指数 | 1265.95 | -5.68 | -0.45% |
ドル/円 | ¥149.29 | -¥0.34 | -0.23% |
ユーロ/ドル | $1.0566 | $0.0063 | 0.60% |
米東部時間 | 16時56分 |
ブルームバーグ・ドル・スポット指数は7営業日ぶりに低下した。ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(BBH)の通貨戦略グローバル責任者、ウィン・シン氏は「きょうのドル下落は単なる調整にすぎない」と指摘。「根本的な状況は何も変わっておらず、トレンドの変化を探す理由は見当たらない」と述べた。その上で、「この調整がどの程度続くかは分からないが、投資家は安値水準で再びドルのロングポジションを取る機会を模索しているはずだ」と付け加えた。
マネックスのアナリストらはリポートで、「目先の焦点は米政府機関閉鎖の可能性に移っているが、そうしたイベントによるドルの下落リスクは限定的だ」と分析。「閉鎖されても、極めて長期間に及ばない限りは為替市場には大きく影響しないだろう」と続けた。
円は対ドルで149円30銭付近。一時149円15銭まで買われた。鈴木財務相は28日、財務省内で記者団に対し、円相場について「過度な変動があれば、あらゆる手段を排除することなく適切な対応を取る」と述べた。
原油
ニューヨーク原油先物相場は反落。アジア時間にはバレル当たり95ドル台を付けていたが、テクニカル面で買われ過ぎの領域に達したほか、換金売りが出て勢いが失速した。
14日間の相対力指数(RSI)は原油相場の調整を示唆していた。
ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は6月末以降の上昇率が約30%に上る。北海ブレント先物は今週、日中ベースでバレル97ドルを上回った。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は前日比1.97ドル(2.1%)安の1バレル=91.71ドルで終了。アジア時間には95.03ドルと、2022年8月以来の高値を付けていた。北海ブレント11月限は1.17ドル(1.2%)安の95.38ドルで引けた。
金
ニューヨーク金相場は4日続落。主要な下値支持線を下回り、売りが加速した。
ドル指数が下げたにもかかわらず、スポット価格は一時、前日比0.9%安。市場関係者がテクニカル面で重要な水準と指摘してきたオンス当たり1870ドルを下回った。
米金融当局が長期にわたる引き締め策維持を示唆しているため、インフレ調整後の米債利回りは数年ぶりの高水準に押し上げられている。それが金の妙味低下につながっている。
MKS PAMPの金属戦略責任者ニッキー・シールズ氏は「金はオンス当たり1850-1900ドルという新たなレンジに評価し直された。米金融当局者のトーンが変化している環境下では、より公正なレンジだ」と述べた。
スポット価格はニューヨーク時間午後3時21分現在、前日比0.5%安の1オンス=1865.77ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は12.30ドル(0.7%)下げて1878.60ドルで引けた。
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