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概要:米投資会社ブラックストーンは、欧州と米国のプライベートローンファンド2本で100億ドル(約1兆4900億円)余りの資金調達を目指している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。プライベートクレジットの成長にさらに乗じる狙いだ。
ユーロ建てとドル建ての同ファンド、機関投資家の資金に的絞る
クレジットと保険を統合した新部門で約2950億ドルの資産を有する
米投資会社ブラックストーンは、欧州と米国のプライベートローンファンド2本で100億ドル(約1兆4900億円)余りの資金調達を目指している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。プライベートクレジットの成長にさらに乗じる狙いだ。
ユーロ建てとドル建ての同ダイレクトレンディング(直接融資)のファンドは、機関投資家からの資金に的を絞っている。非公開情報だとして、関係者らは匿名を条件に話した。ブラックストーンの広報担当者はコメントを控えた。
ブラックストーン・クレジットのほか、アレス・マネジメントやHPSインベストメント・パートナーズなど主要なプライベートクレジット運用各社は、より大規模な資金を借り手に提供することが可能になっている。ピッチブックのデータによると、プライベートクレジット分野で今年1-6月に調達された資金のうち、大部分は運用資産が50億ドルを超える大型ファンドが占めた。
ブラックストーンはクレジットと保険会社向けの資産運用事業を統合して誕生した新たな部門で約2950億ドルの資産を有している。
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